現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

舞鶴への研修旅行と小春日和の一日


27日(月)
今日は水田農業研究会の研修旅行でバスで京都の舞鶴へいく。北陸縦貫自動車道にあがって敦賀から舞鶴若狭自動車道で一路舞鶴へ。紅葉の山々の間を抜けていく。午前中は黒い雲もありましたが、午後は快晴に。
舞鶴では肥料工場で研修。それから昼食、赤レンガ博物館に回って土産物を買って帰ってきました。うーむ。写真はありません(笑)。
舞鶴の肥料工場での研修会で「うちのこの肥料はケイ酸分など“ク溶性”なんです。」とおっしゃってました。ええ、この“ク溶性”がそういえばわからなかったんです。ええ、農協の職員も誰も説明してくれていなかったし。僕も使っているミネラル肥料にも“可溶性苦土”などと書いてある。“ク溶性ケイ酸”というのもありますな。このあたりの“可溶性”と“ク溶性”がこれまで漫然としていたのですが、今日、それがはっきりしました(笑)。今ごろ気がつくとは情けない、ホントに。“ク溶性”のこのカタカナの“ク”はクエン酸の“ク”だったのね。ネットでもあれこれ調べて勉強になりました。
「今さら聞けないホニャララ」というのが、このところわりとよく目にしたりしますが、うーむ。だいたい「根酸」という名前やその働きを知っている百姓は何パーセントくらいいるのか。というようなことを思ったりする。




28日(火)
朝から快晴。風もおだやかで小春日和に。
午前中は畦畔の草刈り。ヤッケの下にフリースを着ていたのだが、途中で大汗をかいたので、フリースを脱ぐ。お昼に帰ってきてヤッケを脱いだら汗だくだったので、下着からすべて着替える。着替えたら身体がホクホクしてきてこれまた気持ちがいい(笑)。


昨日につづいて今日も天気がいいし、明日からは天気も下り坂だというので、今しかないと思って、午後は最後に残っていた一枚の田んぼに小麦の播種に出ることにして、トラクタの準備をしていたら、農協からお米の保冷庫が届く。いままでも保冷庫はあったのだが、ちょっと容量が足りないようになってきたので、もう一台追加したのです。組み立ててもらって設置。組立に来てくださったのが、秋に米の乾燥機のバーナーを見ていただいたメーカーの人だったので、その後の乾燥機の様子を見ていただいたが、どうもやはりバーナーの付近に煤が付いている、とのことで、やはりきちんとした点検が必要かもしれないとのことでした。ま、この乾燥機も20年以上経過しているので、あちこちすり減りつつあるのでしょう。いえ、あちこち部品の交換はしているのですが・・・。


それから小麦の播種に出る。もちろん土は乾いていなかったのだが、なんとか播種し終える。時期も時期だし、土の状態もこれでは、うまく芽が出てくるのか、いつ出てくるのか、なかなか不安だ。
帰ってきたらフォークリフトのウインカーの修理にきてもらう。ファークリフトも10年弱チェーンにグリースは塗ってきたが、ほぼメンテナンスフリーでやってきたので、あちこち気になりはじめます。
どうもなにかと物入りなこの頃である。やれやれ。