現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

二月と『プロジェクト・アルマナック』と日欧EPA


 二月ですな。如月。まあ、暦の上では師走の二十七日。年末ですな。旧正月は二月五日です。三日が節分。四日が立春。五日が旧正月と続きます。ま、春近し、という感じですか。
 とはいうものの、ということは今は寒のうちですから、一年で一番寒い時期ということになりますな。今朝も氷が張って、その上に雪がうっすら乗っておりました。天気はよかったですが、風の冷たい一日でした。


 午前中は精米など。万年筆も何本かたまってきているのだが、先日のペリカンの極太からうって変わって、これはモンブランの極細ニブ。実に滑らか。ストレスなく書けるし、線が細いのですぐにインクが乾くので手で汚したりということがなくありがたい。最近、Instagramで美文字の動画なんかをフォローするようになったが、まあ、みなさん字が美しいのは間違いないのだが、その書き振りが実にゆっくりなのがわかりますね。僕のように急いでおられない。なんともゆっくり泰然として、美しい。うーむ、動画撮影しているからだろうか。
 それから午後は総会の時、プロジェクターで映すKeynoteの資料を作る。それから娘の用事であちこちアッシーを務める。


 ディーン・イズラライト監督『プロジェクト・アルマナック』(2015)をiTunesで観る。うーむ。おもしろかった。楽しめました。昔からタイムトラベラーものはずっと好き。って、ハインラインの『夏への扉』を読んでからやけど。
 でも、タイムトラベラーものの常として、いつも最後のほうが混乱してきますわな(笑)。過去をやり直そうとしますからね。そうして、過去をやり直して、そのまま過去にいることなく必ず現在の時空に戻ってこようとしますから。そうするといろいろ矛盾やら混乱が起きるわけです。ま、それがおもしろいところですが。


 今日から日欧EPAが発効。新聞もテレビもほとんどみんなあれが安くなる、これも安くなる、という報道ばかりだが。そんな日本の都合ばかりがよくなるわけもなく。これは中日新聞の記事ですけど。ワインや衣類はすぐに恩恵があるらしいですが、すぐにではなくじわじわと日本の輸出産業にも恩恵はあるでしょうな。同時にじわじわと苦しくなるであろう産業もあるわけで、それは表裏一体ですから。そうして苦しくなるのが食料品だったりするので、自給率のこともあるし、百姓としては、あれこれ気になるのでありました。
 英国がEUから離脱したら、スコッチウイスキーはどうなるんでしょう。もうしばらく舐めていないので、ふっとモルトウイスキーが舐めたくなってきました。ええ、角瓶のポケット瓶を今夜は舐めています(笑)。ええ、もちろんウイスキーと白湯を交互に。そういえば、この角瓶をコンビニで買うとき、娘が見ていたのだが「お父さん、ウイスキーって、味がするん?おいしいん?」と聞いてきた。こういうときどう返事するかは、なかなか難しい(笑)。「もちろん味がするでぇ。無色透明なウォッカとか麦焼酎とか、ものによってはアルコールそのもののような感じのものあるけど。ウイスキーにはしっかり味がある。おいしいかどうかは人それぞれやけど、ま、ウイスキーもビールも焼酎も、お酒は総じてちゃんときばって仕事したり、汗かいたりしたときには、たいていうまいで。そういうもんやで。」と答えておいた(笑)。



 それから日本農業新聞の歌のコラム。なんだかいろいろ思うことがありますね。確かに老人を見て、その人の若い頃のことを思い出したり、想像することは日常ではあまりないかも。僕好みの歌。歌もそうだがコメントもいいな。