現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

二回目の温湯消毒と「秋の詩」を苗代に並べたことと『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』


14日(日)
朝起きたときは少し陽射しもあったが、その後すぐ曇り空、お昼前から雨。
今日は二回目の温湯消毒をする。「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」。温湯消毒はストップウォッチというか、タイマーをかけて、秒単位の作業になるので、ちょっとバタバタするぜ(笑)。60℃で10分間つけて、急冷して浸種にはいります。毎年、温湯消毒はこの二回目が一番量が多くなるのだが、うまくいってほしい。


桜が咲きはじめてから、けっこう寒い日も多いので今年のソメイヨシノは長く咲いているのだが、今日の雨でチラホラ散りはじめるでしょうね。
そういえば、朝の散歩でアミガサダケを二本見つける。食べられるらしいが、ま、本当にアミガサダケなのか自信が持てない(笑)。「ラムネ氏のこと」もあるし、食べるのはやめておこう。




昨日今日とスコッチウイスキーの「デュワーズ」のポケット瓶をコンビニで買って、舐めている。


15日(月)
朝、雨上がりの朝、風がかなり強い。天気予報通りだが・・・。強風注意報が出てました。
苗代に苗を出そうと思っていたが、これはちょっと大変かも。と思ったが、両親と長男と四人での息の合った仕事ぶりで(笑)、風は強くて、陽射しも出るけど、時々風に雨も混じるという猫の目のような(?)お天気でしたが、なんとか無事に「秋の詩」を苗代に並べることが出来ました。



午後からは晴れてきたけれど、相変わらず風は強かったですね。長男は畦塗りに、僕は精米と発送など。


昨日の雨と昨夜からの強風で桜が散りはじめましたね。



矢部宏治『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』(集英社インターナショナル)を読了。読んでいて、ほんと、ちょっと暗い気持ちになりました。日本は独立国なのか。第二次世界大戦が終わって74年になろうとしているのですが、つくづく日本は敗戦国だったんだ、ということを思い知らされるわけです。もちろん敗戦国だということは知っていましたが、高度経済成長期に育った僕はあまり敗戦国ということを実感することなく生きてきましたから。憲法九条と自衛隊や米軍基地のありようは、素直に読めば矛盾するわけですが、なぜ矛盾する状態のまま七十余年が過ぎてきてしまったのか、・・・。そうして今の日本の総理大臣がやりたがっている憲法改正がちゃんちゃらおかしいことや、日本の政治家がなんにも国民に説明してきていないことが、よくわかりました。うーむ。