雨は降ったり止んだり。明け方、激しい雨の音で目が覚める。
午前中は精米など。
午後はお米の配達。それからレノン号を近所の動物病院へ連れていって狂犬病の予防接種やらフェラリアの注射やなどなど。日曜日の午後ということもあるのか、小さな動物病院なのだが、ずいぶんと混んでいました。犬どうしというか動物どうしが近づくとなにかと問題も多いし、うちのレノン号も受付だけ済ませて外で待っていました。
夜、ジョン・リー・ハンコック監督『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』(2017)を観る。脚本はロバート・シーゲルです。ハンバーガーのマクドナルドを世界最大のファーストフードチェーンに成長させたレイ・クロックの自伝というか伝記の映画です。主演はマイケル・キートン。すばらしい演技だと思いました。うまいですなぁ、のってます。まあ、しかし映画としては観たあとの後味が悪く、あたしゃ、落ち着かない。最後なにかどんでん返しがあるのかと思ったら、そうでもないし。いや、なに勧善懲悪のストーリーを期待しているわけではないけれど(笑)。アメリカのビジネスの競争のなかでは、こういうことはよくあることなのかな。ま、日本でもあるんだろうけど。
朝、直売所のおじさんとの会話。
「わしな、昨日から、ずーっとこのタマネギな、こうやって袋詰めしてるんやけど。他のやつら、だーれも代わったろとは言いようらんのや(笑)。まあ、ええ歳して額に汗して働いているようでは儲からんな。ツジイさんは儲かってるかもしらんけど。」
「あはははは。汗かいている百姓にはお金が回ってこないようになってますね(笑)。ちょっとうまく回りはじめているかな、と思ったら機械の寿命がきたのか、機械が壊れて、新しくしようとしたら、べらぼうなお金がかかって・・・。クビが回らなくなるという。」
「まあ、機械は高過ぎるわな。iTとかAI関係は大儲けしてはるんやろ?」
「いや、どうなんでしょうね、本当のところは知りませんけどね。格差はどんどん広がってますね。まあお金持ちをうらやんでも幸せな気持ちにはならんので考えないようにしてますけど(笑)。」
「あははは。若い人に愚痴ってもたな。ごめんごめん。ツジイさんはまだ若いで、どんどんきばったらええけど、わしらいつまできばらんならんのかな(笑)。」
ま、すでに僕が若くないのはお互い重々わかっているのだが・・・(笑)。ファウンダー(Founder}というのは、創立者という意味ですね。後味の悪い映画を観たのが影響してこんな会話を思い出してしまいました。
なすびのどぼ漬けが食べられるようになってきました。
六月尽。一年の半分が通り過ぎていきました。「ゆく川の流れは絶えずして・・・」ですな。