現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

大豆あとの圃場の耕起とあれこれ


11日(月)
朝から大豆あとの圃場を耕起しにいく。調子よく耕起していたのだが・・・。あれ?なんだか耕起しているロータリーの音がおかしいぞ?と思っていたのだが・・・。圃場の端までいってロータリーを上げ、ターンして、ロータリーを下げたのだが、あれ、ロータリーが回転してないぞ?よく観てみるとトラクタのPTOのシャフトが折れてしまっているではないか。うーむ。実は春に農機センターのKさんにトラクタのグリスアップについて話しているときに、「ツジイさん、このPTOのシャフトのところにもグリスアップのニップルがあってグリスが必要なんですよ。ちょっとわかりにくいんですが、ここです。」と観てもらったんですが、「あれ?ツジイさん、これはちょっとやばいですよ。ずいぶんすり減ってきてしまっていますよ!グリス、入れてないでしょ!」「ええ?そんなところグリスは入れてないよ。上からグリスを塗ったりはしているけど。」「いえ、上からではダメなんです。」というような会話をしていたのだ。それでシャフトだけ、注文しておいたのだ。Kさんの予言から半年遅れたが、やっぱりシャフトが折れたことになります。なるほど。
というわけで、すぐにKさんが来てくれて、シャフトを交換してくれました。それはまあありがたいことなのですが、このシャフトだけで10万円もした部品なんです。ほんと、なんでこんなに高いのか、驚きあきれるばかりではある。


これで午後も耕起ができるようになったのだが、冷たい北風に雨が混じりはじめたので、田んぼにはでず、ロータリーの掃除をする。
それからルシーダの代わりを探してもらっていた中古の安い軽自動車なんだが「これはどうですか?」とダイハツムーブの白を紹介してもらう。すでに車検の切れているクルマなのだが、車検代も、スタッドレスタイヤもつけてくれて、もともとのルシーダの車検代で収まるし(笑)、走行距離が短いし、「クルマのコンディションは正直どうなん?」と聞くと「バッチリです!」と元気な返事だったし、購入を決める。ま、白い軽自動車で、小さくてカワイイクルマで、初めて車に乗る若い娘さんや主婦のおばちゃんをターゲットにしているようなクルマなのは一目でわかるのだが、ま、諸般の事情をかんがみて即決する(笑)。白いムーブに近づくんじゃないぜ。なめんなよ。と、とりあえず言ってみるぜ。「羊の皮を被った狼」というような表現も、すっかり影をひそめた昨今ですが、羊の皮を被った羊、ってまあ、羊そのものですな。羊をなめんなよ!来年は未年、うん?戌年ですな。来年は牧羊犬の年です(笑)。ええ、レノン号の年です。そうか、レノン号の年か、なんだか年賀状のデザインが決ったような気がしてきたぜ。



夜は俳句をひねる。コンビニで見つけた梅酒を舐めてみる。うまい。


12日(火)
いやー、寒い。寒おまっせ。寒波襲来。むちゃくちゃ寒いがな(笑)。上の写真を見てもわかりますが、正面の小谷山の左右に雨か雪が舞っていますな。
だが、今日は陽射しも出たので、トラクタに乗って大豆あとの圃場を耕起する。ときどき冷たい北風に雪が混じったりする天気だが、積雪はしないし、陽射しもあったが、気温は強烈に低い感じ。とガラスのキャビンのついたトラクタからホクホクと暖房を効かせて作業していたのだが・・・。


午後は精米など。


そういや、以前、60兆円の振込があったとか、6億円のはいった鞄を心配している夢をみた話を書いたが、夕方、年末ジャンボとミニを10枚づつ買う。それぞれバラで買う。前後賞はないので、ジャンボの一等が当たれば7億円。ミニなら5000万円である。えー、もし当たっても、ここでは公表しませんのであしからず。
さぶい夕焼けの売店に並んでいる人は誰もいない。売店のおばちゃんは、丁寧に券を確認してくれて、最後に「当たりますように!」と言って渡してくれた。その優しい声にも、言葉にもびっくりして感動した僕はおばちゃんを見たのだが、ニッコリ満面の笑顔。「ああ、ほんまや、当たりますようにやね。」と返事をしたら、なんだか不覚にも泣けてきて最後のほうは声がふるえてしまった。パチンコする指を笑うな、と言ったのは詩人の吉野弘だが、同様に、宝くじを買おうとする心根を笑うな!泣けるぜ。ま、誰かには、当たるんだよね。宝くじを買った人の中から、誰かには7億円が(笑)。
えー、もし当たっても、ここでは公表しませんのであしからず。



昨夜観たテレビ、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀 アンコール放送 独り、山の王者に挑む 猟師・久保俊治」おもしろかったです。15日にも再放送されるようですね。猟師ですから、命、自然、鉄砲で撃つことに対する久保さんの言葉がとてもよかったというか、よくわかるというか、胸に染みました。それはそれでいいんですが、久保さんの話し方、話しぶり、言葉遣いが、恩師のS先生にそっくりだったのです。久保さんは小樽で生まれ育って知床に移住したそうです。恩師のS先生は小樽でも知床でもありませんが、北海道の真ん中の炭鉱町と聞いています。ほんとに話しぶりがそっくりでびっくりしたことです。一緒に観ていた次女が、「北海道の人は共通語?」と訊いてきました。


『virtual trip THE MOVIE 地球の大自然 FASCINATING NATURE』というDVDを観る。うーむ。これはこれは。環境音楽ならぬ環境映像か。昔、小学生のとき、『世界の地理』だったかなぁ、世界のスバラシイ地形や場所をたくさん紹介した図鑑があって、ええ、何度も眺めたのを覚えています。これはその動画版、DVD版でしょうか。ニュージーランドブライスキャニオン、グレートバリアリーフカッパドキアボラボラ島、アフリカンサバンナ、ヴィルンがのマウンテンゴリラ、モニュメントバレー、イグアスの滝、カナダ北極圏、イエローストーン国立公園、パムッカレ、アンテローブキャニオン、南極、パタゴニアニューファンドランド島ナミブ砂漠、ナイアガラの滝、カナディアンロッキー、グランドキャニオン、桂林、モノレイク、ラディーグ島、パリア・サンドヒルズ。ええ、どこにも行ったことはありませんが、図鑑で観た記憶はちょっとあったりするんですよね。あと映画のロケに使われていたり。
ただ、このDVD、BGMは流れるのだが、なんの説明もナレーションもなくて、ただただ映像が流れるだけなんですよね。だから映像としてすごかったり美しかったりするんですが、もひとつ、よくわからないところがあるんですな。
個人的には小学校の時の『世界の地理』(?)にも出てきたカッパドキアが印象的。