今日は午前中は昨日の続きで中晩稲の品種に穂肥をやる。途中から風が出てきて、肥料をまきにくかったが、涼しくなったので身体は楽でした。
午後は長々と昼寝をしてしまう。目が覚めたら次男が帰省してきてた。
夕方から日没過ぎまで大豆の畦畔の草刈り。風があって楽。ありがたい。
今日は国民の祝日で「山の日」。祝日ではあるものの国民は祝っておるのかのぅ(笑)。まあ、お盆休みを長くするために設けられた祝日なのは誰の目にも明らかであるが。
萩原朔太郎に「山に登る」という詩があることは、たぶん何度もこのブログで書いているが、私は10代の後半のある時期、高村光太郎や朔太郎の詩を毎朝読んでいた時期があるのです。ええ、そういう10代の後半を過ごした若者は、もうちょっとましなオッサンになるはずなのに・・・。
山に登る
旅よりある女に贈る
山の頂上にきれいな草むらがある、
その上でわたしたちは寝ころんで居た。
眼をあげてとほい麓の方を眺めると、
いちめんにひろびろとした海の景色のやうにおもはれた。
空には風がながれてゐる、
おれは小石をひろつて口にあてながら、
どこといふあてもなしに、
ぼうぼうとした山の頂上をあるいてゐた。
おれはいまでも、お前のことを思つてゐるのだ。
私がさかんに山に登っていたのは30代の後半から40にかけての頃ですが、もちろん山頂の風に吹かれているとき、この詩を思い出したことは何度もありました。ええ、小石を拾って口にあてたことはありませんでしたが。
閑話休題。さて。それはさておき。
僕はまだ観ていないのだが「いそしぎ」という映画がありますな。1965年の映画です。ええ、エリザベス・テイラーがでますね。監督はヴィンセント・ミネリ。ジュディ・ガーランドと結婚して、ライザ・ミネリのお父さんになりましたな。名画である。なかなか切ない映画である。と評判は聞いておるのだが。
で、この「いそしぎ」というタイトルであるが、「いそしぐ」という動詞の名詞形だと思っていた、だの、勤しむの変形みたい、とか。思っていた人、思っている人、が多いみたいです。ええ、私もそんなことを思っていました。
でも邦題は「いそしぎ」ですが、原題は「The Sandpiper」で、英和辞典によりますと「C〘鳥〙 イソシギ, (その他の)小型シギ.」とあります。ええ、シギです。要するに鳥に名前ですな。
でもこの映画を観ていない人は「いそしぎ」が鳥の名前で「磯シギ」だとすぐにわかる日本人は少ないのではないですか。何故なんだろう？(笑)。♪なんでだろう〜、なんでだろう〜、と歌いたくなりますが(笑)。
いや、歌うべきは主題歌の「The Shadow Of Your Smile」でしょうな。映画ではアンディ・ウイリアムスが歌っていますが、この「The Shadow Of Your Smile」というのが、奥行きというか陰影があって美しいですね。
昔、「The Shadow Of Your Smile」をたくさん集めていた時期がありましたが・・・。映画を観ていないからかもしれませんが、歌詞もけっこう難しいですね(笑)。
いろんな人がたくさん歌っていますが、今日は若きサラ・ボーンで。若き、といっても1967年ですから、1924年生まれのサラは43歳ですか。堂々たる歌いっぷりですな。
Sarah Vaughan ft The Bob James Trio - The Shadow Of Your Smile (Live from Sweden) 1967
The shadow of your smile
When you are gone
Will color all my dreams
And light the dawn
Look into my eyes, my eyes, look and see
All the lovely things, you are, to me
A wistful little star
Was far, too high
A teardrop kissed your lips
And so did I love
When I remember spring
All the joy that love can bring
I'll will be remembering
The shadow of your smile
A wistful little star
Was far, too high
A teardrop kissed your lips
And so did I
Now when I remember spring
All the joy that love can bring
I'll will be remembering
The shadow of your smile
Now when I remember spring
All the joy that love can bring
I'll be remembering
The shadow of your smile
The shadow of your smile
The shadow of your smile
