現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

くず米と大豆の畦畔の草刈りと測量野帳とオリーブオイルで冷奴


 もう9月も12日なのか。時の流れは早いぜ。
 今日は朝から空気が入れ替わったような気配で、風が爽やか。ありがたい。
 昨日の籾擦りのショックもあって、今日は稲刈りをちょっと待ってみることにする。


 午前中は選別機の網から落ちたくず米を農協に出す。軽トラで運ぶのでパレット出荷することが出来ないので、軽トラで3度往復して、積んではおろし、降ろしては積むという作業。
午後は大豆の圃場の畦畔の草刈りに出る。中耕除草して以来、眺めているだけだったので、雑草が大変なことになっているのです。いやー、まいった。
 でもまあ頑張りました。今年は無農薬栽培に挑戦したのです。ですから除草剤も一切なし。中耕除草するから大丈夫かな?とは思っていたのが甘かった。雑草、恐るべし。ええ、いや雑草恐るべしは、大豆だけではなく水稲でもう充分経験済みで、けっこう慣れてはきているのですが(笑)。ま、これも経験です。
 帰るときに枝豆にと、何本かの大豆を刈取って持ち帰りました。ええ、まだ鞘の膨らみは不十分でしたが、ちょっと食べてみたくなりますよね(笑)。まだ充分膨らんでいなくても、茹で立てのホカホカの薄っぺらい枝豆のおいしいこと!このホカホカのというのが、ミソですな。居酒屋でぷっくり膨らんだ枝豆をいただいても、ホカホカの茹で立てで出てくることは少ないでしょ。これが、あーた、おいしいのでした。しかも無農薬栽培で安心です。うーむ。こういうのを手前みそと言うのでしょうな(笑)。
 もちろん冷たいビールと一緒にいただいたのですが、まだ充分膨らんでいない豆ですから、少ししか採ってこなかったので、すぐになくなってしまい、仕方がないので、冷蔵庫に豆腐をみつけて、冷奴でいただきました。いつもなら山葵、かつお節、青ねぎ、などなにか薬味をのせていただくのですが、今日は久しぶりに粗びきの黒胡椒と粗塩、それからオリーブオイルでいただきました。本当は黒胡椒と粗塩、それからオリーブオイルを青ねぎにからませるのがいいのですが、今日は青ねぎが見つからなかったのです。でも、これが、あーた、青ネギがなくても豆腐の味がしっかりわかるおいしい冷奴の食べ方の一つでもあるのですな。オススメしますぜ(笑)。



 9月になった途端に、あちこちから来年の手帳広告がメールやSNSにどんどん入ってくるようになりました。そうなのか手帳は4ヶ月前から宣伝しはじめるのか、と感心したしだい。コクヨの「測量野帳」という手帳があって、60年間大きなデザインの変更なくロングセラーを続けている手帳があるのです。測量している人だけでなく、フィールドワークをしている人には絶大な人気を誇っているらしいのです。ま、百姓はある意味フィールドワーカーの典型ですから、数年前から気になってはいたのです。で、一冊、注文してみました。手帳は3種類あるようですが、僕はいつも使っている3mm方眼が印刷されている「SKETCH BOOK」を選んだのですが、紙は40枚なので80ページになります。この手帳の一番のウリは表紙が硬いので、野外で立ったまま書き込みやすいということなのですが、僕には紙の厚さが気に入りました。普通、手帳は辞書ほどではないにしろ、ある程度紙を薄くしてページ数を稼ごうとしますから、インクによっては裏ウツリしてしまうんですよね。それはある程度仕方のないことだと思ってきたのですが、測量野帳は紙が普通の手帳と比べると少し厚いので、この裏ウツリが少ないのですね。これがなかなかいいと思いました。
 ま、でも80ページすべてが方眼ページなので、普通の手帳にある年間カレンダーとか月間カレンダーなど、こまかな印刷はないので、そういうのを書き込むには自分であれこれ線を引かねばなりませんが、60年間のロングセラーですから、測量野帳用に、いろいろアイテムはあるみたいですね。
 とりあえず、オリーブオイルの冷奴を描いてみました。日常的に手帳を使う人にはやはり40枚は少なくて、年間に何冊も使う人もいるみたいですが、僕の場合はどうなんだろう。ネットでは一冊百円ちょっとで売られていて、送料こみで300円ほど。手帳ブームの中、この安さは魅力です。でも毎年、年が改まるときに手帳も新しいのを使いたい、という気持ちもとてもよくわかりますね。