現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

籾擦りと『しなの川』と朝の散歩道と「オーガニック近江米」

 昨日稲刈りしてきた籾の乾燥がなかなかあがらない。やはり少し早かったのかな。それにもまして籾擦りしてみてびっくり。今年は選別機の網から落ちるくず米がとても少なくてありがたいことだと思っていたのだが、今日は落ちる落ちる。どっとと落ちました。米が細かったんですね。まいった。出穂時に台風に揉まれたということもあるけれど、その後の猛暑で、ちょっと水不足でもあったのかも。うーむ。いろいろ反省することがありそう。


 野村芳太郎監督『しなの川』(1973)を観る。もう昔の映画のようにもおもえるが。僕が小学六年生の時の封切りですね。そりゃ、もう昔の映画ですな。由美かおる主演でその美しいヌードが話題になっていたのを覚えています。しかし、こんな話だったのか。脚本はジェームス三木なんだが、どうなのかなぁ。最後の5分間で話を強引にまとめようとしてますな。ハラハラもワクワクもドキドキもない。それにこういうお嬢さんが実際にいたらそりゃあ男は翻弄されてしまうわなぁ。
 『しなの川』はもともと1973年2月から1974年2月までヤングコミックに連載された上村一夫の漫画作品(原作 岡崎英生)ということをウィキベディアで初めて知る。ははん、そうだったのか。『同棲時代』も由美かおるのヌードで話題になったけど、『同棲時代』も『しなの川』も上村一夫の漫画を映画にして由美かおるを主演にしたんですな。そういうことだったのか。当時は小学生だからまだヤングコミックとかは知らなかったし。いまちょっと上村一夫の絵を検索してみたらたくさん出てきたけど、ははん、なるほど。これは漫画に負けてますね。さすがに「昭和の絵師」ですな、エロスがあります。



 このところ朝の散歩道では、一人生えのアサガオが咲いています。青いアサガオ。たぶん人が種をまいたわけではないと思うのですが、やはり鳥が種を運んできたのだろうか。うちのグリーンカーテンアサガオと色も同じでよく似ている。家の庭で咲いているのも美しいけれど、野に咲いているアサガオもドキッとするくらいうつくしいです。
 もうひとつ今花盛りなのが仙人草。白い十字の花です。散歩道に群落をなしているところがあって、咲き誇ってます。よく観ると雄しべがけっこう長くてかわいらしい花です。仙人草の名前の由来は花の後種をつけると、仙人のヒゲのようなものができるからなのらしいです。仙人のヒゲですか。なるほど。仙人は必ず白いヒゲを生やしていますね。ツルンとした童顔の仙人も、髭剃りあとを青々とさせた仙人もいませんね。さてどんな仙人のヒゲがあらわれるのか楽しみです。目が離せませんな(笑)。


そういえば今日の長浜市の天気予報は昨日から雨が降るのか降らないのか、二分されていましたが・・・。ええ、このあたりはほとんど降りませんでした。というわけで、田んぼに水を少し通した方がいいかもしれません。


 今朝の中日新聞の記事。滋賀県のブランド米「オーガニック近江米」もいよいよ出ますか。いろいろツッコミどころの満載の記事ですけど(笑)、滋賀県がこの分野をリードしていけたらうれしいです。