現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

無農薬有機の栽培面積を増やすことと測量野帳と謝霊運と「福禄寿」


 昨夜、『アラジン 実写版』を観たからか、今朝は夢でペルシャの水壺商になっている夢を見た。途中、乗り合いバスで壺を運んでいるとき、盗賊に襲われたんだが、なんだかジーニーが助けてくれそうな予感があって慌てていない自分なのでした(笑)。
 で、日の出前に散歩に出る。快晴。月齢22.9の白い月が南の空高いところに見えていました。終日、よく晴れました。ま、風は冷たかったけれど。


 午前中は事務仕事と机周りの整理など。


 一昨日のブログにちらっと書いてある「決断」って、なによ、って訊ねられたりしていますが、うーん、要するに無農薬有機栽培の面積を増やすことにしたことです。元年産のお米は元年中に完売してしまいました。それで定期的にご注文をいただいていたお客様にいささか申し訳ないことでしたし、なんとかせめて4月、5月くらいまでは在庫があって欲しいなぁ、とは思っているんのです。まあ、しかし、無農薬有機栽培は今もってなかなか収量は安定しないし、手間がかかるし、異常気象は毎年のように発生して、自然災害の数も被害額も増えてきているし、今、栽培面積を増やすようなことをして大丈夫か?とはちょっと考えますよね。でも、今年は増やすことにしました。がんばります。


 クルマを運転しながらiPhoneの音楽やラジオを聴くのに、FMトランスミッターを利用している。ネットラジオを利用するようになったら、カーラジオの雑音や入りの悪さ(電波状況が悪いんだろうけど、ムーヴのラジオの感度も良くないのかもしれない。)が気になるようになってしまって、もっぱらスマホを充電しながらスマホに入れてある音楽や落語、ネットラジオFMトランスミッターで電波を飛ばしてFMラジオで聴く、といういささかややこしいことをしているのだが、数カ月前に買ったFMトランスミッターの音質がいささか気になっていたので、ちょっと音質もいいですよ、という噂(Amazonでも楽天でも売り上げNo.1らしい。)のを買ってみたら、確かに音がいいので、ちょっとうれしくなってしまった。FMトランスミッタースマホBluetoothで接続するのが最近の定番だが、今回のは有線でもいけて、有線の方が音は良さそうです。まあでもBluetooth接続でもそこそこ音がいいし、すでに充電用にコードをつなげていることもあり、さすがに2本もコードをつなぐのはスマートではないので、日常使いではBluetooth接続で、長距離運転の時には有線にしてもいいかな。
 僕はスマホを使いはじめた頃からクルマのシガーソケットを利用するFMトランスミッターを使っているのだが、この間、十数年の進歩はスバラシイものがありますね(笑)。最初の頃は雑音が多いものもタマにありましたが、今はどれもすっきり聞こえます。あ、でもあまり安いのは寿命が早いです、というかたぶん部品の問題だと思いますが、クルマの中は温度変化が激しいので、一年くらいでダメになってしまうものもありますね。


 スマホは使っているのだが、会議や寄合いには、手帳も必ず持っていっている。まあ、でもメモするときも、寄合いで配っていただくレジュメや資料に直接書き込んでしまうので、スマホで用が足りてしまうことが多い。でもいわゆるToDoリストなんかは、スマホのリマインダーなんかを利用するとスマホが教えてくれたりするので便利なのだが、自分で何度か書き出してみたりすると、ふっとアイデアが浮かんだりすることがあるので、手帳を利用するようにしている。
 で、毎年、年末あるいは年度末になるとどの手帳を使うか、迷ったりするのだが、去年の年末からコクヨの「測量野帳」を使いはじめました。3種類あるのですが、僕は3mm方眼の”スケッチブック”というのを使いはじめました。これが、あーた、紙質がとてもいいです。40枚しか紙がないので全部で80ページなので、薄いのもいいし、表紙が固くて確かに外で立ったまま書くときも書きやすい気がします。ってまだ外で立ったまま書いたことはないのですが。今のところ、ほとんどメモというよりは、”スケッチブック”として使っています。何がいいって紙がいいのか、Gペンで描いても裏写りしないし、色鉛筆はもちろん水彩絵の具を使っても、紙がももけたりしないことです。さすがに水彩絵の具ですから、紙が水を吸ってくねくねと曲がったりするのですが、それでもけっこうしっかりしてるんですなぁ。しかも一冊300円ほど。感心してます(笑)。


 朝刊に昨日の大学入試センター試験の問題と解答が載っていたので、国語の問題を老眼鏡をかけながら、読んでみる。第二問は原民喜の『翳』からの出題ですね。原民喜といえば『夏の花』ですが、『翳』は読んだのかな?うーむ。
 第四問はなんと『文選』から謝霊運の五言詩ではないかいな。センター試験漢詩が出るのは久しぶりですね。学生時代に文選は演習で、たぶん前期後期で一年ほど読み方、というか調べ方を教えていただいたので、謝霊運という『文選』の中のビッグネームのことはよく覚えているのでした。と、いっても謝霊運の詩が口に出ることはないんですけど。
 そこそこ読みがなも送りがなもついているし、たくさん注がついているので、ゆっくり読めば読むことができます。でも確かに「激」を「せきとめる」という意味に読んだり、「挿」も「うえる」という意味だったり、「寡」を「すくなくす」という動詞として読むなんてことは『漢辞海』で調べないと普通は読めませんね。


 柳家さん喬さんの「福禄寿」がいいよ、と教えてもらって、YouTubeで聴いてみる。いやぁ、おもしろかったです。うまいですな。上手です。さん喬さんはいつも落ち着いた話しぶりで、安心して聴けます。
 なんでも今朝の朝の4時からのTBSの番組「落語研究会」でやったさん喬さんの「福禄寿」が良かったのだそうです。うーむ、日曜の朝の4時から落語番組をやっているとは、・・・。ま、今は好きな人は録画して聴きますわね。なるほど。


柳家さん喬 - 福禄寿