現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

バタバタとした毎日の仕事と田植えとあれこあれ。

 今日はいろいろマイッタナ、ということがあったけれど、仕方がない。ま、気を取り直して元気にやるしかない(笑)。
 ブログも連日のバタバタで更新できていませんでした。いやはや。
 最近の私は早起きして仕事はしているのですが、毎日がバタバタです。やれやれ。いや、原因は、理由は、わかっているんです。なんとかしないといけません。でもすぐには解決しない問題ですな。

12日(水) 旧暦の卯月の朔日
 朝、苗代を観て、今日は終日大麦の畦畔の草刈り。夜は事務仕事。

13日(木)
 早起きして、事務仕事。
 午前中は有機栽培の「秋の詩」と「みどり豊」を苗代に並べる。
 午後は長男が「こなし」に出てくれる。僕は事務仕事をして、その後田回り。慣行栽培の圃場で除草剤を投げ入れる。終わったらすっかり暗くなってしまった。
 日没後の暗い中でのスマホ撮影はなかなかつらい。どうも最新のスマホだと暗くてもけっこうよく写るよ、ということだが。たっぷりと水を張った田んぼに映る空の色もまた大変美しかったのだが・・・。
 日没時の田んぼ。手前にアメンボが写ったのだが・・・。苗の色は本当はもっと緑色なのだが、色温度の関係かこんなに黄色く写ってしまっている。
 それから日没後の田んぼの水面に映るF運輸の倉庫。もちろんこの田んぼに真ん中に建っている倉庫がなければもっと美しいのだが、どうしようもない。

14日(金)
 朝、早起きして昨日の続きで慣行栽培の圃場に除草剤を投げ入れる。上手に効かせたい。
 その後、終日、田植え。慣行栽培の「秋の詩」を植えました。ちょっと苗は短いけれど、青々として堅いいい苗です。

15日(土)
 早起きして事務仕事。
 今日も昼過ぎまで田植え。午後は精米など。長男はロータリーの爪の交換をしてくれる。
 うちの畑のイチゴが採れはじめました。でも父や母によると今年は出来がもう一つだとか。収量や味はともかく、最近の甘いだけで酸味のないイチゴに一撃を与える昔ながらの酸味のあるイチゴ。うまいぜ(笑)。

16日(日)
 朝から雨が降ったり止んだり。早起きして田回り。
 その後は終日、事務仕事と精米。長男は「こなし」に出てくれる。

 日本農業新聞のコラム。

 しかしなんですな。女子中高生のなりたい職業ベスト3は、会社員、公務員、看護師ですか。しかし会社員とか公務員とか、ひと括りにしにくい仕事ではありますけれどね。立川志の輔に消防士とか看護師とかの仕事の尊さを笑わせながら語るマクラがあるんですが、もちろん職に貴賤はありませんが、頭の下る仕事ぶりというのはありますね。
 こういうことはうまくは書けないのだけれど、僕はコンビニでもスーパーでもレジでお金を払って品物を持ち帰るときにたいてい必ず「ありがとう。」と言っている。郵便配達やヤクルトとか宅配業者さんが来られたときも、たいてい必ず「ご苦労様。ありがとうございます。」と言っている。職業というのが世の中の助け合い、というか、全部を自分一人では出来ないですから、世の中が動くというか、回るシステムの分担をしているんだという実感ができるようになってきた。このことは僕が小学四年生の社会の授業で先生が教えてくださったことです。「みんなのお父さん、お母さんは仕事をしておられますけれど、いろんな仕事がありますね。もうほんといろいろ仕事はあります。こんな風にいろいろな仕事があるのは、なぜでしょうね?」誰か、答えた同級生がいたのか覚えがないが、小学4年生には難しい質問だということが、今ではよくわかるけど、こんな風に質問された先生のことはよく覚えています。


 山本五十六氏の言葉は高校の体育教官室の壁に貼ってあったのを覚えています。「やってみせ、説いて聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ。」とあったと思いますが。ああ、いかにも体育の先生らしいなぁ、と思ったことを覚えています。
 と同時にカーネギーの「人から押しつけられた意見よりも、自分で思いついた意見の方を、我々は、はるかに大切にする」は、ああ、ほんとだなぁ、と思いつつも、そんあことはカーネギーに言われるまでもなく、あたしゃ、自分で思いついたぜ、と言いたい。昔から「教えすぎてはいけない」とか「簡単なことは教えてはいけない。」というような言われてきていますね。ええ、長男と一緒に仕事をしつつ、そんなことをいつも考えるようになりました(笑)。