現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

緑肥のヘアリーベッチを播いてみようということと秋麗の候


1日(月)
 午前中は精米など。
 午後は大豆播種の後始末をしたり、父が家の前の田んぼを鋤きたいというので、小さいほうの新しいトラクタから培土板を外したりして、準備して鋤いてもらう。「鋤く」は「すく」で変換するとスパッと表示してくれます。しかし昔ながらの「鋤き」はもう使っていなくて、ロータリーで起こしているのですが、父も母も荒起しすることを「鋤く」と言うんですよね。ええ、私が小さい頃は耕耘機(こううんき)に鉄の鋤きを付けて父が実際に鋤いていたのをよく覚えています。でもすぐに耕耘機には鋤きでなくてロータリーが付くようになるんですよね。1960年代の後半から1970年ぐらいのことです。まだトラクタはこのあたりにはありませんでしたね。たぶん。

 大麦の肥料が少し余ったのですが、もちろん計算して購入してあるのですが、この大麦の肥料は反当たり50kgほど施肥するいわゆる一発肥料なのですが、最初のうちは40kgほどしか落ちていなかったのでした。その分が余ったのですから、それで背負いの動力散布機で余った分を最初の圃場に撒いたのでした。

 僕が肥料を撒いている間に、長男と次女がビビ号をシャンプーしてやっていた。

 しかしなんだな。昨日の午後八時の開票速報が始まったときの雰囲気と、今朝の朝6時のニュースの時では、選挙のニュースのムードがぜんぜん違いましたね。投票結果にどうこう言うつもりはまったくないですが、選挙の投票率の低さにはいつものことながら、「どうよ。」と言いたくなる(笑)。投票率の低さは国民が政治にあまり期待していないことの顕れでしょうから、政治家の皆さんはもちろん、ジャーナリストも、教育関係者も、ちと反省していただかなければいけません。もっとも私も就農してからですけどね、自分の暮らしに政治が密接に関わることを実感したのは。

2日(火)
 午前中は精米など。父は昨日の続きで家の前の田んぼを鋤いてくれる。
 午後はトラクタにまた培土板を付けて長男が緑肥のヘアリーベッチの播種に向けて溝を切ってくれる。
 僕は畦畔の草刈り。

3日(水) 文化の日
 午前中は私は精米など。長男は溝切りに出てくれる。
 午後は遅くなってから畦畔の溝切りに出たら、長男が今日の仕事分を終えて帰るところだった。まあ長男はお昼ご飯も食べずにずっとやってくれてましたからね。

 文化の日は「♪妻は夫をいたわりつ、夫は妻慕いつつ~」とまあ人形浄瑠璃の『壺坂霊験記』を思い出すことにしています(笑)。「夫は妻慕いつつ〜」じゃないのか?と思ったりしますけれど。
 結婚記念日の一覧というのがネットに出ていますね。「結婚記念日には記念日に贈るものの名前が付けられています。」とのこと。
   【1年目】紙婚式
   【2年目】藁婚式(綿婚式)
   【3年目】革婚式
   【4年目】花婚式
   【5年目】木婚式
   【6年目】鉄婚式
   【7年目】銅婚式
   【8年目】ゴム婚式
   【9年目】陶器婚式
   【10年目】錫婚式(アルミ婚式)
   【11年目】鋼鉄婚式
   【12年目】絹婚式
   【13年目】レース婚式
   【14年目】象牙婚式
   【15年目】水晶婚式
   【20年目】磁器婚式(陶器婚式)
   【25年目】銀婚式
   【30年目】真珠婚式
   【35年目】珊瑚婚式
   【40年目】ルビー婚式
   【45年目】サファイア婚式
   【50年目】金婚式
   【55年目】エメラルド婚
   【60年目】ダイヤモンド婚
 なんだかななぁ。
 まあ、商売の匂いがプンプンとするけれど。それにしても【8年目】ゴム婚式、【11年目】鋼鉄婚式はないやろ!いったい何を贈るんだ?(笑)。
 記念日というと【25年目】銀婚式と【50年目】金婚式がスタンダードだと思うけれど、銀婚式は、例えば30歳で結婚したとすると55歳ですから、まあ、自分たちでお祝いできますね。と、書きつついささかツライ(笑)。なぜなら僕は銀婚式のことをすっかり忘れていたので。うーむ。奥さんも銀婚式の「ギ」も言わなかったしなぁ。奥さんも忘れていたのかもしれないが、怖いですねぇ〜。怖いですねぇ〜。金婚式になると、だいたいその子どもが親をお祝いするという形が多いみたいですね。ええ、数年前だったかにFacebookで親の金婚式を祝ってどーした、こーしたという投稿がたくさんあったのを覚えています。例えば親が25歳で結婚したとすると、75歳あたりが金婚式。30歳の結婚なら80歳で金婚式。要するに親の金婚式と自分の銀婚式というのは、まあ、わりと近いことがわかりますね。ええ、ざっとした計算上は。たぶんそういう計算もあって銀婚式、金婚式というのも設定されているのかもしれません。
 ということは。銀婚式を忘れている男というのは、当然ながら親の金婚式も忘れているわけで、というか、親の結婚記念日もいつなのか知らなかったりするわけですね(笑)。でもこういうのももともとは西洋の発想のものでしょ?そういう意味ではハロウィーンと同じようなものではないの?商売がらみで言うと節分の恵方巻きと同じでないの?と忘れていた男は弁解するでしょうね。
 ま、そんなこんなで「♪妻は夫をいたわりつ、夫は妻に慕いつつ~」という『壺坂霊験記』を私は思い出すことにしているんです。ええ。もう10年ほど前になるのか富田人形の人形浄瑠璃を初めて観たのですが、その出し物が『壺坂霊験記』だったのです。ええ、奥さんと一緒に観ました。ええ、ですから銀製品の贈り物は何もしていませんが、ま、いいか。ということで、ま、いいか。え?よくない?そういわれてもねぇ。ハロウィーンと同じようなものではないの?え?同じでない?もちろん恵方巻きと同じでは?ないわな。
 ま、とにかく。家族に感謝しつつ働かないといけませんね。当たり前ですが。

 そう言えば。新しくmacOS Monterey 12.0.1にアップグレードしたら動かなくなったと思ったiMovieだったが、なぜか、ちゃんと動くようになった。うーむ。



4日(木)
 土曜日まではお天気がそこそこ良さそう。ヘアリーベッチの播種はどうなる?