現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

申告を終えたことと川の法面を焼いたことと春の光


 早起きして昨日の続きで税務署の確定申告コーナーで、あれこれ確認と入力。はい。なんとか貸借対照表もばっちりと合いました。ありがたいです。決算書が仕上がったので、今度は所得税の申告に。社会保険関係や保険会社などから控除証明書の葉書が届いているので、それでしゅるしゅると入力。でもって所得税の金額を確認してからICカードリーダーにマイナンバーカードを入れてパスワードを入力して「それいけ!」とリターンキーを押すだけ。問題はマイナンバーカードの暗証番号は4種類あるので、それはメモってあるのだが、一年前に登録した税務署のe-Taxの暗証番号をメモしていなかったこと(思い出したけれど一年前に税務署で登録したのだが、確定申告が終わった解放感でうまくメモできていなかったのだろう。いや、したのだろうけれど、そのメモが見つからないのでありました。いやはや。)、が相変わらずツメの甘い私の人生そのものだが、でもそのパスワードを昼寝したら思い出したというところも、我ながらスバラ式ラッキー人生を歩んでいるなぁ、と思うのでありました。
 とりあえず、この解放感を満喫(笑)。

 しかしなんだなぁ。マイナンバーカードもなかなか普及していきませんね。すでに国民全部に番号はふられてしまっているんですけれどね。カードを取得すると5000ポイントをあげますよ、って5000ポイントは5000円ということで、お金をやるからカードを作れ、ということです。5000円やるといわれても、もともとは税金ですけどね。ちょっと簡単なデータベースを作ってみると、キーになる数字や記号や文字があると管理がしやすくなるのはよくわかります。あれこれ紐付けしてデータが繋がっていきます。だから管理するほうとしては是非ともそういうものを使いたいと思うのはよくわかるんですけれど、なかなか普及していかないのは、はっきり言えば信用がないからですよね。何にどう使われるかわからない。所得や銀行預金残高なんて誰にも知られたくない。ましてそういうデータベースに進入されてごっそり盗まれてしまうかもしれない。そんな大事なカードをフラフラと持ち歩いて落としたらどうなるんだ?とか。国のやっていることを信用しなくてどうするんだ、とおっしゃる方もおられますし、国がやっているから信用できない、とおっしゃる方もありますしね。ちょっとした便利さと引き換えに失うものも大きいんじゃないか?とおられるでしょうね。
 お米の販売のためとはいえ、ブログを書き、SNSに足をつっこんでしまった私としては、すでに手遅れとなっていて、いったい私のバカさ加減はどこまで、どのあたりまで知れ渡ってしまっているのか、というようなことを考えると、ちょっと怖くなるのですが、どうしようもありません。ブログやSNSもやめ時があるんでしょうな。コンピュータやネットワークの寿命よりも、私の寿命の方が短いことは間違いないことですし。いやはや。

 午後は農事組合の役員5人で東川の枯れ草を焼く作業。ここ数日雨が降っていないし、風もそよ風が吹いて、よく燃えました。燃え過ぎないように、ゆっくりゆっくり火をつけて回る。3時間ほどかけてきれいに枯れ草を燃やせました。来週に東川の藻上げを農事組合の組合員さんにやっていただきます。あんまりススキなんかの枯れ草が多いと川べりまで近づけないので燃やして危なくないようにしておきます。今日は五人で作業をしましたが、こういう作業は一人では心細いし危ないので、まあ、複数でやったほうがいいですね。

 お隣の梅の木は花が咲きはじめました。ええ、いつもうちの梅の木より早いんですよね。
 でもうちのも蕾が膨らんで、白い花弁が少し見えてきました。いい感じ。蕾のちらりと見える白の美しさ。この春は、ずっと梅の開花を待っているなぁ。すでに寒桜が咲きはじめている地域もあるようですが。一番上の写真は奥さんの管理している庭のプランターの花々。川の側のネコヤナギの輝きも。それから燃える枯れ草と後の残雪の山々も。みんな春の光の中にありますな。