現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

大豆の刈取りと父と母の見学と自転しながら公転する

ビールも飲むが安ワインも飲む暮らし。お茶も飲むがコーヒーも飲む暮らし。そういう暮らし。

3日(木) 文化の日
 朝のうち少し雑用を済ませて、大豆の刈取りに出る。
 というわけで、終日、大豆の刈取り。雑草に難儀して、長男の操縦する汎用コンバインに付き添うようにして引っかかる雑草を取りながら刈取っていたら、うちの奥さんが父と母を田んぼに連れてきた。そういえば先日「じいちゃんとばあちゃん、田んぼとか見せに歩いたったら?」と言っていたのでした。父も高齢で運転免許証は返納したので、歩いて出歩くくらいしかなくなっていたし、まあ、もともとが子どもの時から、というか尋常小学校を卒業してからの、ねっからの百姓ですしね。ええ、百姓一筋。田んぼ一筋の筋金入りなんですが、そんなこんなで奥さんが休日だし、田んぼの様子やそこで働く息子や孫の様子を見せにつれて来てくれたのでしょう。しかし、よりによって、雑草に悪戦苦闘しているタイミングとは!夜、母が風呂上がりに「あんな見学会はよわるで。草の中の豆刈りを見せてもろても。あはははは。」と笑っておりました(笑)。
 あ、そういえば文化の日は秋の叙勲・褒章の日でもありますな。公から褒めてもらえる人は立派ですばらしい実績なのは間違いないし、おめでたいことだけれど、公から褒めてもらわなくても、立派ですばらしい実績の人々はそれこそ巷間に無数におられますわな。というか、そういう無名の人々のおかげで世の中はじんわりと動いているのでしょう。ええ、そんなことはわざわざ私がブログで書く必要のないことでしょうけれど。叙勲・褒章というのは感謝を表するということなんだと思います。うちの家は代々無名に徹しておりますが、日々奮闘しておられる無名の方々に感謝を表することについては、やぶさかではござりませぬ。ありがとうございます。お心遣い頂いたうちの奥様にもサンクス。

 この新聞広告を見て思い出したのは、昔、子どもの頃、お風呂はたいてい父と一緒に入っていたのだが、お風呂でいろいろ話をしてもらっていた。「地球はな、くるくると自転しながら、太陽の周りをぐるぐる回っているいるんやけど、その地球の周りを月はまたくるくると回っとるんやで。」という話を何度も聞かされたことを思い出しました。山本文緒の小説は未読ですが、読みたくなりました。「自転しながら公転する」って、確かに人生の示唆に富む言葉のように思わせられますね。そうでもないのかな。
 『土を喰う日々』映画化されたんだ。なるほど。配役として沢田研二でいいのかと気になるが、松たか子は適役のような気がするが、何役、誰役なんだ?

4日(金)
 今日も今日とて。風呂上がりにテレビの前で3時間弱も寝てしまったので、こんな時間に起きていられます。
 ビールも飲むが安ワインも飲む暮らし。お茶も飲むがコーヒーも飲む暮らし。そういう暮らし。って、まあ、それはそれでいいが、風呂上がりにテレビの前で2時間、3時間と寝てしまう暮らし、というのはどうなのか。疲労の蓄積が大きな要因なのだが、今ちょうど過ごしやすい気候なんでしょうな。ええ、本格的に眠ったら、本日も大豆の刈取り。今日はまた有機栽培大豆の刈取りをする予定です。

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