現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

散歩道の紅葉と大豆の刈取りの終了と『パラサイト 半地下の家族』と『ニワトリと卵と、息子の思春期』




4日(金)
 朝、ビビ号と散歩。よく歩きますな。
 お昼前から大豆の刈取り。有機栽培大豆の圃場。四枚刈る予定でありましたが、雑草に覆われていて、刈取りはなかなか大変だし、三枚目からは肝心の大豆そのものが雑草に負けてあまり姿が見えないので(おかしいなぁ、土寄せの時まではしっかりあったんだけどなぁ。)、2枚半で断念。掃除して汎用コンバインも返却。やれやれ。ま、私としては去年まではほとんど収穫できなかったのに、今年はそこそこ収穫できたことを喜びたい。

 『頭文字D』の第1話が無料で見られるということなので、観てみる。なるほど。こういう絵で、こういう感じの話なのね。ま、220円払って第2話を観る気は失せました(笑)。

 ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』(2019)を観る。カンヌ映画祭パルムドール受賞作品。さらにアカデミー賞の作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4部門を受賞だそうです。すごいですよね。なるほど。まあ楽しめたのですが、後半はちょっと安上がりなホラー映画になっていました。前半はわりと韓国社会の風刺もきいていて、よかったんですけどね。うーむ。

5日(土)
 朝、精米と発送。
 有機栽培大豆の選別をしにいこうか、と長男を誘ったがしぶい返事。コンバインオペレーターをずっとやってきた長男としては、ま、昨日で一段落なので、ちょっと休みたいのだろう。ま、休日も大切なので。ま、世間は土曜日だし、明日にするか(笑)。

 繁延あづさ『ニワトリと卵と、息子の思春期』(婦人之友社)読了。とってもよかったです。このところぜんぜん本を読了できていないので、久しぶりに読了したから、いい作品に思えたというわけでなく、運がいいことに、これはすばらしい作品だと思いました。繁延あづささんはカメラマンなんですね。でもとっても文章も上手で適確です。わかりやすい達意の文章ですね。それと家族の物語です。登場する家族(5人家族です)がみなスバラシイですね。三人の子どもの出産と思春期を迎えた長男のあれこれ。母親と子どもたちの関係、父親と長男の関係。ニワトリを育てること、養鶏業を通して家族みんなが成長し、絆を深めていく物語。僕が農業をやっているからかな、でもそういうことは関係なくおもしろく読めました。

 ↓中日新聞の3日の文化の日のコラム記事。