現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

冬至と事務仕事と『ビューティフル・レターズ』と「September」と「滋賀83号」


22日(木) 冬至
 朝から雨。
 午前中は精米など。
 午後は土地改良区に電気使用料の報告をする。関西電力から届いている領収の葉書等を整理する。

 クリスチャン・ヴィッサ監督『ビューティフル・レターズ 綴られた言葉』(2011)を観る。85分の小品ですね。(というか昔の作品はわりと90分くらいが多かったような気がしますが、今は120分以上が当たり前みたいな感じですし、180分の長いのも多くなりました。)映画のスケールも小品ですけれど、これはこれで悪くないです。何度も泣かせられましたが、ちょっと尻すぼみ感はあります。出だしがわりと良かったので。とくに万年筆で手紙を書いているバーニー・ダイアモンドとか。彼の語る言葉にはなるほど心を動かされますが、キリスト教的なムードがわりと出ているような気がします。主役のアリー・アンダーウッドはべっぴんさんですが、いかにも普通の女の子というのを好演しています。演技に大げさなところがない。でもちょっと落ち着きすぎかも。
 仏教でもキリスト教でもたぶん根本にあるのは「感謝」ということなんだろうと思っています。ええ、知らんけど(笑)。自分のことだけ考えている人には「感謝」という気持ちは湧いてきませんね。まあ、自分のことを思うのと同じように他人のことを思うというのは、思いのほか難しいし、年期のいることのような気もします。「恋愛」は他人のことを思い考える大きな機会ではありますが、「恋愛」には自己中心的な欲望がからんできますから、すぐには「感謝」となりにくいところもありますね。
 なかなかねぇ、欲もありますからねぇ、感謝ってできないものです。だからこそどの宗教も感謝ということを口にするんでしょうけれど。


 Earth, Wind & Fire の「September」の歌詞はこんな風に始まりますから、
    Do you remember
    The 21st night of September?
    覚えてるかな
    9月21日のあの夜を。
また途中に
    Now December
    Found the love that we shared in September
    今は12月
    見つけたんだ、9月に分かち合ったあの愛を
というところもありますね。

 というわけで、これはじつは12月の歌なんですわな。ええ、日本では9月になるとよくラジオでかかりますけれど、12月に9月に出会ったことを思い出している歌なんです。ええ、というようなことは、以前にもこのブログで書いたことがありました(笑)。でも9月にラジオでこの曲を聴いたり、12月になってまた聴いたりすると、気になってしまいます。ま、あまり英語のわからない日本人としては、この曲のノリの良さというか、最高のディスコミュージックということでいいんですけど。
 しかしなんですな、このofficial HD Videoのなんていうのか、効果というのか、エフェクトというのか、重なって写るやつはちょっと気持ち悪いですな(笑)。まあ、最初のモーリス・ホワイトのアップもいささか気持ち悪いけど(笑)。↓


高校生の吹奏楽でこれだけ長いソロを次々とやるのも珍しい気がします、というか、最初から最後まで全部ソロのアドリブ風の演奏です。みなさんなかなか達者で驚かされます。 堂々としているし、みんな楽しそうなのがいいですな。↓

あ、こちらの学校もサキソフォンのソロがたくさん。なるほど。高校の吹奏楽ではこういうアレンジが流行ってるんですな。↓


 ↓このジャケットの色使いもいいですね。クリスマスらしくて。

 インドネシア、バリ島出身らしいJoey Alexander。天才少年ピアニストだの、ウィントン・マルサリスから神童と呼ばれたとか、うーむ。それはね数学者とか物理学者とか棋士とか、その手の分野だと、神童と呼ばれるような才能もあるのかもしれないけど、音楽とか落語とか芸能関係だと、なかなかね、神童なんているんかいな、と思ってしまうでしょ?たとえば落語家の神童って、そんなのウソ臭いのはすぐわかりますよね。落語とかやはり人生経験が必要だし、世の中の美しいところも汚いところも全部見てきてこそ、人を泣かせたり笑わせられるってもんでしょう。だからあたしゃ、も一つモーツァルトも信用してないの(笑)。美しいのは認めていますけれど。

 新品種の「滋賀83号」のブランド名の投票が始まるようです。私もブランド名考えていたんですが、どうも日本酒の名前のようになってしまって、唸っているうちに締切が過ぎてしまいました。投票には参加したいと思っていますが、なるほど。「きらみずき」「滋味満天」「よばれてや」「みちる」「てとて」ですか。
 「よばれる」はこのあたりの方言みたいなものかと思っていましたが、うちのコンピュータの国語辞典「スーパー大辞林」によりますと、

   よば・れる 【呼ばれる】(動ラ下一)〔動詞「呼ぶ」の未然形に受身の助動詞「れる」が付いて一語化したもの〕(馳走に招かれる意から)御馳走になる。「一杯よばれよう」

とありますから、「食べる」という意味は共通語といってもいいのでしょうね。「よばれてや」は関西弁?湖北弁?でしょうけれど、米のブランド名としてはどうか、という気もするが、「ほんならよばれよまいかいな」というようなことを小さい時から聞いてきたものとしては、一番気になるところです。
 ↓20日日本農業新聞と今朝22日の中日新聞の記事。