10日(月)
雨が降りそうにないので、朝から畦畔の草刈りに出る。雨上がりだし、気温は高いし、猛烈に蒸し暑い。実際の湿度は何%なのかわからないが、100%の飽和水蒸気の中で仕事をしているよう。息苦しい感じもするが、それはただ単に疲れてきただけでしょう。
長男は溝切りに出てくれている。
午後15時過ぎぐらいにけっこうな音をたてて雨が降りました。30分ほどでしたけど。九州北部では線状降水帯ができて、大きな被害が出ていますね。うーむ。
ソニア・リザ・ケンターマン監督『テーラー 人生の仕立屋』(2020)を観る。ギリシャの映画。アテネで36年間、高級スーツの仕立て屋店を父と営んできた男が不況で店が差し押さえになり、手作り屋台で服を売りはじめる・・・、という話。主演はディミトリス・イメロス。どこかで観た俳優さんだが・・・。でも思いのほかしみじみといい映画でした。でも脚本はわりと後半テンポが良すぎる感じだけど。僕には高級スーツは無縁だけれど、いろいろよくわかるところはあります。職人の仕事ですからね。採寸からはじまるオーダーメイドの服は型紙をずっととっておくんですね。お客様を大事にする、ってことでしょうけれど。店の名前が「カラリス&息子」なんですよね。先日観た『ラストオーダー』も精肉店の名前が「ほにゃらら&息子」だったような。ヨーロッパではそういう名前のつけ方をするのかな。
当たり前でしょうけれど、主演のディミトリス・イメロスもその父親も、スーツがバッチリ身体にフィットしてましたね。カッコよかったです。
ただ。
タイトルは『テーラー』だけではダメだったのか?原題は『Tailor』ですぜ。このところ日本ではサブタイトル風の「人生のほにゃらら」なんて、こんなのをよく付けますけれど、「人生の仕立屋」?なんじゃらほい。『仕立屋』ではあかんのか?