現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

青インクが無くなることと大豆の選別と「からっぽペン」と値切ることと『ボーダーライン』と空也上人の句


↑またしてもインク瓶のインクが無くなった。「朝顔」はどこか赤っぽい(?)明るい典型的な青インクです。これも最後はつけペンで最後まで使い切りました。
今は同じパイロットの色彩雫シリーズの「月夜」の封を切りました。「月夜」はすこしグレーのかかったブルーブラックのインクです。落ち着いた青で一番好きなブルーブラックのインクです。

 時雨模様の天気がこのところ続いています。うーむ。

 昨日は慣行栽培の大豆の選別作業をする。うーむ。収量としては、もう一つ。たぶんいささか肥料が足りなかったような気がする。

 ラジオを聴いていたらNHKのアナウンサーが「買い物するとき、値切るってしますか?先日、家電を買いに行ったときに、ちょっと頑張って値切ってみたら、あとから夫に、恥ずかしいからやめてくれ、って言われたんですけど。」と話していて、むふふふふ、おもしろいこと言うなぁ、と思ってアナウンサーの名前を聞き逃さないようにしていたら、澤田彩香アナウンサーで、ネットで検索したら、なんと滋賀県出身のアナウンサーでした。東京ではあまり値切らないのかなぁ(笑)。私も家電のお店では必ず「勉強しといて」と言うし、農機はもちろん、クルマを買うときも、まあ、要するにちょっと値の張るものを買うときは、必ず言ってみるなぁ。いや、コンビニやスーパーではレジのシステムもあるので、無理ですけど。ま、枝雀さんの「壺算」を聴くと、だれでもたぶん値切りたくなりますけどね。「これ、最後のところがなんやモヤモヤしてるなぁ。スカッとできんの?」と端数があれば勉強してもらいます。どこまでを端数とするかは、いろいろです(笑)。
 そんなこんなで澤田彩香アナウンサー、俄然、応援してみたくなっているのだが、『ブラタモリ』でタモリの相手役にならないかなぁ。うーむ。しかしアナウンサーの応援って、具体的にはどうしようもないんだけれど(笑)。

 「からっぽペン」は、インクの入っていない「からっぽ」のペン。自分でインクを入れて、簡単にペンを作ることができます。という宣伝文句です。なるほど。細筆のカートリッジ式を選ぶ。うーむ。なぜこれを買ったかというと、以前ラメ入りインクというのを買いました。つけペン用、ガラスペン用のインクで12色で、ラメ入りです。書いた文字がキラキラ光るんですね。でもさすがにこれを万年筆に入れますと万年筆が詰まってしまうような気がして、入れる勇気が出ません。で、まあ、ガラスペン用として使っていたんですが、瓶が小さ過ぎて、私のもっているガラスペンが入らない、というようなこともあったりして、うまく利用できなかったんです。でもこのまま使わずに捨ててしまうことになるのも、もったいない、という貧乏人根性がむっくりと起き上がってきまして、この「からっぽペン」なら使えるんじゃないか、と思ったわけです。
 なるほど、いいアイデアだと思ったんですが。うーむ。もちろんインクは出てきますが、ラメは出てきませんね。考えてみれば、ラメの金粉が、筆のフェルトに引っかかるんでしょうな。まあ、でもしょうがないですね。うーむ。なかなか世の中うまくいきませんな。

 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『ボーダーライン』(2015)を観る。観るのは二回目。わりと凄惨なシーンもあったりするのだが、エミリー・ブラントが美しい。ベニチオ・デル・トロジョシュ・ブローリンは怖い顔で、いい演技やってますな。麻薬カルテルとの戦いなのだが、最近は麻薬カルテルの映画、あまり作られなくなった気がしないでもないですが、そうでもないのかな。
 この映画の原題の『Sicario』です。Sicarioとはスペイン語で『殺し屋』という意味らしいけれど、まあ、なんですな、今はあちこちで戦争状態で、殺し屋以上のオエライ方々が堂々とテレビに映っていますからね。民間人が・・・、人道上の問題が・・・、とテレビでも新聞でも報道されています。私は、まあ、その通りだと思うけれど、いったん戦争となれば、戦争ですから、要するに殺し合いで、指導者の頭の中は(たぶん国民も)もう半ば狂気、半狂乱と言っても間違いではないような気がしているので、民間人も人道上の問題も、そんなのすべて吹っ飛んでしまいます。ガザの街中の映像はニュース映像になっていますが、テルアビブの街中の映像はあまりニュースにならない。同様にキーウやマリウポリセバストポリやモスクワはどうか。 (中略) だいたい戦争だというのに、民間人がどうだとか、人道上の問題がどうだとか、私に言わせれば、ちゃんちゃらおかしいぜ、と思ってしまいます。先の世界大戦で、いったいどれほどの民間人が亡くなったと思っているんでしょう。原子爆弾を落しておいて今さら人道上の問題が・・・なんておかしいですよね。戦争となれば国のリーダーも国民もみんな半分狂気じみて、半狂乱になってしまうので、なんでもありだぜ、となってしまうんですよ。戦争となれば、だいたい戦争そのものが人の道から外れてしまうものになるのです。いまさらですが。
 だから。
 だから、絶対に戦争にならないようにしなければなりませんね。誰かがスピーチされていましたね、「国の指導者がまず考えねばならない二つのこと。一つは国民を飢えさせないこと。もう一つは戦争をしないこと。」シンプルすぎて「そんなことはわかってるわい!」と国の指導者はおっしゃるでしょうけど、指導者を選ぶのは国民ですから、ちゃんと観てますよ、とつぶやいてはおきたい。



↑京都は六波羅蜜寺空也上人立像の句ですな。なるほど。うまいですなぁ。

↓デキシーキングスとシャープス&フラッツの「世界は日の出を待っている」
地球は丸いので、世界中という視点で考えれば、24時間いつでも、この瞬間に日の出を迎えている場所があるわけですね。モスコーもウクライナもガザもテルアビブも。