現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

草刈りと秋起こしと『父ありき』と白無地の便箋と三連休


21日(土)
 今日は朝からよく晴れたけれど、風がそこそこ吹いて、その分体感温度は下ったような気がする。
 朝から事務仕事をして、精米してお昼に発送する。
 午後は長男にトラクタで荒起しをしてもらい、僕は畦畔の草刈りにでる。この時期に畦畔の草刈り?と思われるかもしれませんが、ええ、半分は枯れていますが、伸びて枯れている草もありますし、地面に広く葉を広げている冬の草もあります。今、刈っておくと、春、畔塗りの時に楽なのできれいにしておきます。


 ニュースによると「全国で新たに2553人感染 4日連続で過去最多を更新」ということらしいです。恩師からメールをいただいて「猖獗を極める」という言葉を教えていただく。「猖獗(しょうけつ)」は「〔手がつけられないほど荒れ狂う意〕その社会(生活)にとって歓迎すべからざるもの、たとえば流行病・賊徒や狭隘なナショナリズムなどの勢いが激しくて防ぎきれないこと。「―をきわめる」」(『新明解国語辞典』)あるいは「①思いにまかせて暴れ狂う。<新書・俗激> ②失敗する。<三国・諸葛亮伝>」(『漢辞海』)というような意味だと辞書にはあります。確かに新型コロナウイルス、猖獗を極めてますね。
 私も家から出るときにはマスクをするようにしています。今日の秋の午後の田んぼでの草刈りは私一人での作業ですし、田んぼの真ん中ですので、まったく感染の心配はないのですが、はずすのを忘れてマスクしたまま草刈りしてました。でも北風が強かったので、マスクしてたほうが頬があたたかかったです。


 大相撲、今日の十両13枚目宇良は勝って9勝5敗ですが、決まり手は「後ろもたれ」ですよ!最初の立ち会い不成立のあとの宇良の一瞬の所作というか振舞に彼の性格が出ているような気がしました。それにしても先日の「居反り」といい、なんか自由でいいです。


宇良の「後ろもたれ」が炸裂!9勝目 / 東龍-宇良/大相撲2020年11月場所14日目



 日本シリーズ、ラジオでさっきから聴いているのだが、ホークスの千賀、一回の裏の投球だけテレビで観たけれど、ストレートが速いわ!ま、千賀、菅野という、まあ、両リーグの一番の投手の投げ合いですからね。今日は最後まで投手戦でお願いしたいな。


 いつも使っている原稿用紙がなくなったので、先日ネット注文して届いていた包みを開けたら、なんと注文したものとは違う原稿用紙でした。いやはや。No.15の原稿用紙を注文したのに、届いたのはNo.105だったようです。土曜日ということもあって、メールで交換をお願いしましたら、すぐに電話がかかってきて対応していただきました。しかし、とりあえず今日使う原稿用紙がないわけで、無地の便箋を使いました。うーむ。無地の便箋、手ごわいです(笑)。ぜんぜん思うように書けません。やっぱり罫があるというのは大きいですね。


22日(日)
 朝は放射冷却でけっこう冷える。今日は二十四節気小雪だそうです。なるほど。
 午前中は精米など。
 午後は畦畔用の自走式除草機のナイフを一本交換して、畦畔の草刈りに出る。今日はどうもあまり風がなくなんだか寒くない(笑)。


 大相撲は貴景勝が優勝決定戦で勝って優勝でした。ラジオで聴いていたので、あとからテレビのニュースで本割りと決定戦の二番とも観ましたが、二番ともとてもいい相撲でしたね。照ノ富士もうすっかり膝の調子はいいのかな?そうでもないとは思うけれど、頑張ってますね。でも調子が良くなって強くなってきたらまた昔の顔つきや物言いに戻ってきている感じがするなぁ(笑)。まあ、それも仕方ないか。それにしても貴景勝は立派でしたね。最初から横綱が二人とも休場の場所でしたし、大関もあとの二人が序盤で怪我して休場となり、一人で11月場所を支えて盛り上げました。前頭七枚目遠藤は8勝7敗で千秋楽にやっと勝ち越し。十両十三枚目の宇良は千秋楽に敗れて9勝6敗。でも十両優勝の翠富士は10勝5敗だし、十両に戻ってきた場所でもあるので、なんとも好成績。


 日本シリーズ第二戦。ホークスがジャイアンツをメッタ打ち(笑)。ジャイアンツはホームの東京ドームが使えないのはかわいそうな気もするし、試合の流れや勝ち負けはいろいろだけれど、どうも実力差はありそうな気配。


 夜、小津安二郎監督『父ありき』(1942)を観る。うーむ、なんだかなぁ。1942年の映画だから戦争中なんだけど、まあ、妻に先立たれた真面目で誠実なお父さんが子育てしていくんだが、進学や就職のこともあって、中学から離れ離れになって暮らしていくというお話。うーむ。よくわからない(笑)。笠智衆がお父さん役。戦争中だしいろいろ表現とか規制がかかっているのかな?と、思ってたけど、今、Wikiを読んだら、「1937年小津の出征前に脱稿した脚本を改作したもので、戦時色濃厚な時期の映画だけに戦後になって多くの箇所がカットされた。」とありました。ははん、逆か。戦後にいろいろカットされたんだ。規制されて作った映画より、あとからカットされた映画のほうがよけいにわけわからなくなりますね、これでは(笑)。


23日(月) 勤労感謝の日
 夜の間に少し降った雨も明るくなってきた頃には止んで、その後は雲が多いながらも陽射しが出ました。北風はちょっと冷たかったけれど。
 午前中は精米など。
 午後は畦畔の草刈り。


 上の方で、原稿用紙がなくなってしまったので、無地の便箋をつかった、というようなことを書いたけれど、この便箋は「きれいな手紙が万年筆で書ける便箋」という長い名前の便箋です。便箋だけできれいな手紙が書けるはずがないことはよく承知しているけれど、こういう文句には弱いので、ずいぶん前に買って置いたのでした。色は白の無地。下敷きに使ってください、と裏と表にタテとヨコの罫線の入った紙の台紙のような下敷きがついていて、これを下にいれるとうっすら罫線が透けて見えて、真っ直ぐには書けるという代物です。でも紙がちょっと厚手でペン先がわりと滑って書きいいのか悪いのかわかりませんが、ペン先に紙の繊維が引っかからないのはスバラシイです。いつもはクリーム色の原稿用紙なので、ブルーブラックというか濃紺の「月夜」というインクを使っているのですが、便箋は白い紙なので、少し青い「朝顔」という色を使ってみました。実は注文しておいた原稿用紙も白い紙にしたのでした。紙が白いといろいろインクの色も楽しめそう(笑)。あと万年筆のペン先は中字を使っていて少し太いのですが、この便箋を作った人はたぶんもう少し細いペン先を意識していたと思うので、今度は細字のペン先も使ってみようと思います。