現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

蕎麦と中耕除草と台風の進路が気になること



11日(金) 山の日
 早起きして有機大豆の3回目の中耕・土寄せ。途中で長男と交代して、僕は精米など。
 長浜の本局から発送して、帰りに「みな方」で蕎麦をたぐる。久し振り。
 夕方、長男が帰ってきて大豆の中耕のカルチに起きた不備のあれこれを報告してくれたので、爪を交換したり故障の応急処置など。どうも中耕の時の振動が激しくてネジが緩んだり蝶番のピンが折れたりするようだ。うーむ。

 夜、奥さんの友人が送ってくれたという福島のビールをいただく。ホップの利いた苦味のあるおいしいビール。うまい!ありがたい。謝謝。

12日(土)
 早起きして田回り。あちこち水を入れたり止めたり。ぐるっと全部の田んぼを回ると二時間ほどもかかってしまう。やれやれ。
 で、いったん家に帰ってお茶漬けに梅干しの朝食をいただいて、慣行大豆の中耕・中打ちに出る。昼前に長男と交代。で夕方また僕に交代。18時半まで。トラクタは一日働いてくれました。
 慣行の大豆はほぼ一ヶ月遅れの播種だったので、最初の中耕です。それにもうひとつ発芽の具合が良くない。まあ土が乾いていたからなぁ。

 台風7号の予想進路が滋賀県直撃なんですが・・・。ヤバい。強い勢力だし、15日の21時の予想瞬間最大風速は50m/sだそうですから、穂が出て垂れてきている田んぼの稲はみんな倒れてしまいそうです。ヤバいです。逸れてほしい、どっか行ってほしい、と思いますが、逸れた先では同じようなことが起きるわけで、「テヤンデエェ!コッチニハクンナヨ!逸レテクレェ!」となるわけで、困ったことです(笑)。台風の雨風にはミネラルや窒素分が含まれていて、台風が来ると翌年の肥料代が少なくて済む、とかお米がおいしくなるとか、そういうお土産を持ってきてくれるならともかく、せっかく出穂してきた稲をなぎ倒していくなど大きな災害を残していくだけでは、嫌われます(笑)。ま、台風の雨は貴重な水資源ではあるのですが。
 私は何事につけ穏便さを求めるようになってきましたが、気候はいよいよ激しさを増してきていますね。連続する異常気象は概ね人類の活動の所為ですし・・・。農業がやりにくくなるのは天候、気候だけではなくて、たぶん、すぐ使える水、飲める水の問題も派生しますよね。日本の国は温帯モンスーン気候だから、水には苦労しないんじゃない?とお思いの貴兄は多いと思いますが、さて、どうなんでしょうね(笑)。田んぼの周りに張り巡らされた用水路、排水路の状況をみていると、心配になります。水道の民営化なんて断固反対です。きっと水質は下がりは値段は上がると思います。


↓なにかといろいろある「山の日」