高校二年生の現代国語の教科書に吉野弘の「I was born」が載っていました。授業をしてくださった先生は新卒の若い独身の男の先生で、「父親の言葉はでも少年の発見に、まともには応えていませんね。」とおっしゃったのだけは覚えています。僕は「そうなのかなぁ、応えているように思えるけれどなぁ。」と思ったのも覚えています。今では先生のおっしゃっていた意味もよくわかるし、僕の感じていたこともなんとなくわかりますけれど。
そしたら高校三年生の現代国語の担当のベテラン先生が、卒業生に餞(はなむけ)の言葉というのを、何かに書いてくださってました「 I was born にあったように受身形で与えられた生を、どう自分で引き受けて、どう能動的に生きていくか、そこが人生の醍醐味です。・・・」と。
「生命を授かる」とか「生命は授かり物」という言い方がありますが、誰から授かるんですかね。何から授かるんですかね。親からですか?私は四人の子どもの親ですが、私には生命を授けたなどという感覚はまったくないです。授かったほうですよね、親も。
昨日も朝から有機栽培「コシヒカリ」の中耕除草をしていました。田んぼからたくさんの羽化したばかりのアキアカネが飛んでいました。それから小さな小さなイトトンボも。で小さなバッタ(たぶんイナゴ)もピョンピョン跳んでいました。夕方に家の前の苗代あとの田んぼの畦畔の草刈りをしていたら、ヤブキリが飛び出してきた。夜には娘から孫の写真も。
明日からまたお天気が下り坂なので、今日は残っていた大豆の播種をする予定です。うまく芽が出てくれるとありがたいのですが。
地球上には生命がいっぱい。でも絶滅していく種も毎年たくさんあるとか。戦争のこととか、思うことはいろいろありますが、今日は書かない。