現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

作業所の後始末と籾殻ぬかを焼くことと『長沢先生!英語のここがわか

4日(木)
午前中は籾摺り機の掃除。取り扱い説明書に従ってあちこちのネジをはずしカバーをはずして中に残っている籾やぬかや米を掻き出したり動噴で吹き飛ばしたりしながら掃除。


午後は籾擦りあとの籾殻ぬかをリヤカーで運んで田んぼの脇に降ろしておいたのだが、火をつけて燃やす。でも籾殻って、なかなか燃えないんですよね。火がつきにくい。でも一旦火がつくと滅多なことでは消えません。だから気をつけないといけないのですが、ま、田んぼの真ん中ですから。


それから米選機と米の袋を腰の位置や肩の位置まで持ち上げてくれる「楽だ君」の掃除。


長女が『長沢先生!英語のここがわかりません』を読んでいる。どうもまだ品詞というものをはっきり意識して英語を勉強していない様子。僕も英語は苦手で、学生時代もう少し英語ができればまた違った人生の展開があったかもしれないなぁ、と、ふと考えてみたりするくらい苦手だったのだが、長男も苦手で、すでにとっくにあきらめた風の顔つき。長女は、こんなタイトルの本を読み出すってことは、まだあきらめてはいないのでしょう。もちろん長男も長女も何かをあきらめるにはまだまだ早すぎる年齢ですけど。
40代も後半に突入する年齢だと何かをあきらめるのもそこそこの英断ということになるのでしょうか。いい歳こいてまだあきらめてないものがあるのか、ということなのでしょうね。日々の生活するということは、あれこれ選択してしながら生きていくということですから、あきらめる、などと意識的に判断するまでもなく、すでに不可能な状態になっている、ということなのでしょう。
やれやれ、なかなか切ないものです。


5日(金)
昨夜から今朝にかけて雨。やれやれ。焼いている籾殻が消えてしまったか。
午前中は作業所の整理。昨日掃除した籾摺り機や米選機それから集塵機を作業所の隅に格納し、作業所の外回りを掃除。
それからJAの展示圃場で使わせてもらった肥料や除草剤の使用結果等のアンケートを農協に提出。
午後は昨夜の雨で田んぼに少し水が溜まってしまって、転作で小麦を播くところは水田を水はけよい畑に変えなければいけないので、水が落ちるようにスコップであれこれ世話をする。トラクターで本格的に溝を掘りたいのだが、水が溜まっていてはあまりうまくないのです。


雨で心配したけど燃やしていた籾殻ぬかはあの雨にもかかわらず消えずにぶすぶすと燃え続けておりました。いやはや。


稲刈りが終わって、掃除を中心に考えていたけれど、天気回りを考えて、転作の段取り、準備をしなければならなかったのでした。やれやれ。
やはり仕事は「段取り八分」と言いますが、農業はそれに天気がついて回りますからね、早朝、雨が止んで以後今日はすばらしい秋晴れでした。