午後から良い天気になる。
畔に埋め込んであった波板シートを抜く。スコップで波板シートのそばを掘り返していかないととても抜けないので、なかなか手間もかかる。
でもまだまだ冷たい春の風に吹かれて田んぼでスコップ仕事、ぜんぜん寒くなくて、体がホカホカとしてくる。
土をひっくり返していると、まだ冬眠中だったケラはあわててまた土の中にもぐりこむし、お腹というか尻尾というか曲がったところにたくさん子どもを抱えたザリガニが出てきたりした。ザリガニは寒くてまともには動けないようだった。ザリガニは稲にとっては害虫だが、子持ちだったので、手打ちにはいたさず、隣の小川にポチャリと投げ込んでやった。ザリガニよ、恩返しされることにはやぶさかではないぞよ。
振り返れば、残雪の伊吹山金糞山が大きく青空に映えておりました。