現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

今年も緑肥にする菜の花の播種完了!


10日(月)体育の日
なんだか、気温も上がって暑い。うす雲も広がったりしているのだが。
午前中は、昨日の続きで小麦の圃場の周囲の溝をつなぐ作業。やはりスコップ作業は疲れますな。
午後は片培土板での小麦の圃場の周りの溝切りを父が終えてくれたようなので、片培土板を両培土板に付け替えて、菜の花を播種する圃場の溝切りをする。
菜の花の圃場の溝切りは二時間ほどですませ、今度は大きいほうのトラクタに乗り換えロータリーで耕起する。



11日(火)
薄曇り。朝、僕が今日は菜の花の播種をする、というと父が、小麦の圃場の溝切りをしてくれるという。排水用に5m毎に両培土板で溝を切るのです。溝の中心から中心までは5mということを確認して、父に任せることにしました。
僕の方は、昨日続きでトラクタで耕起し、スコップで溝をつなぎ、それから菜の花の播種。播種量やら発酵鶏糞の量については試行錯誤しつつ、圃場や、土の性質を考えながらあれこれ毎年変えているのですが、今年は発酵鶏糞を200kg/10aで、菜の花の播種量は2kg/10aにしてみます。去年5kg播種したら、明らかに播き過ぎでしたので(笑)。
しかも去年までは動噴でブォーンと播種していたのですが、今年は散粒機なる新兵器(昔からあるらしいですが)を購入してみたのでありました。要するに胸の前に種を抱えて、手回しすることによって遠心力で種を均一にはじき飛ばす、という機械です。ま、動噴でブォーンと播種するよりは、丁寧に播けるでしょうが、その分時間もかかりますし、歩く距離も伸びますな。耕起した柔らかい土の上を、胸に手回し散粒機を抱えて歩くのは、いささか足が疲れます。



でも、まあ、今年も菜の花の播種完了!どんな風も芽が出てくるか、楽しみであります(笑)。種を播くというのはいいものですね。


「種まく人」はもちろんミレーが有名ですが、ゴッホにもあるんですよね。もちろんというかミレーの方が好きです。「晩鐘」とか「落穂拾い」とか、あとなんでしたっけ「羊飼いの少女」とか、農民の姿を描いている名作も多いですしね。
播種は稲も小麦も大豆も菜の花もしています。ミレーの「種まく人」はもちろん小麦でしょうけれど、動噴で播いていた小麦の時ももちろん、菜の花の播種も、ひょいとミレーの絵が浮かんできたりするんです。ミレーの「種まく人」はどことなくスピード感があるんですよね。姿が似ているゴッホの絵とは違うところです。仕事ですからね、陽も傾いた時間、なんとか早く終わらせようとする心持ちが出ているような。ゴッホの絵には明るさはありますが、そのあたりいささか不満です(笑)。


夕方からは、父が溝を切ってくれているところにいって、またスコップで溝をつなぐ作業。


書くとあまりよくないことが起きそうな気がしていて、書かずにいたのですが、首位攻防4連戦。
中日ファンというわけでもないのだが、落合博満のファンなのだから仕方がない。
来季は落合監督はクビになるのだが、そのクビになるという報道がされてからの中日の快進撃はどうだ!!!一時は、ってついこのあいだまで(?)10ゲーム差もあったのに、今や首位。しかも今日も連勝して、2位ヤクルトに2.5ゲーム差。
ちょっと溜飲が下がるような気分ではある(笑)。


一昨日すこし書き写した池澤夏樹「始まりと終わり 間違いだらけの電力選び」はググってみたら、たくさんの方がブログ等で紹介されていますね。最初は4日の夕刊に載ったのが先ですからね。
原発のことも不安なのだが、政府がTPPへの参加へ議論を急いでいる気がして、こちらも大いに心配。JAや農林漁業、消費者団体でつくっている「TPPから日本の食と暮らし・いのちを守るネットワーク」が「考えてみよう!TPPのこと」というサイトを作っています。うーむ。でも文字が小さくていささか読みにくい。