現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

米の出荷稲刈りその他いろいろ。

]今日はなんだかいろいろあったなぁ。
って、まあ、なんですけど。
朝起きてすぐに機能した籾擦りのヌカ捨てをする、これはいつも通り。
帰ってくると乾燥は仕上がった様子。でも今日はすぐにはタンクにあげない。米の出荷をする。まだうちにはリフトがないので、わっせわっせと米の袋を軽トラに積み農協でまたわっせわっせとパレットの上に50袋ごとに積み上げていく。昼過ぎまでとにかくわっせわっせと積み下ろしをしたので腹は減るし腕はパンパンだし。やれやれ。リフト欲しいんだけど、ま、やりくりは上手にやらねばならぬので、右から左へ、というわけにはいかないのでありました。ま、頑張るぜい。
遅い昼ご飯のあと、横になったら昼寝してしまってあわてる。
少し籾擦りをしてから15時頃から稲刈りに出撃。二反少しの田んぼを一枚刈って、夕方からまあ籾擦り。でも腹が減ってきたので、途中でやめて残りは明日の朝にすることにする。


そうこうするうちに、奥さんが帰ってきたと思ったら、子犬をもって帰ってきている。あらら。どうも子犬の捨て犬が三匹いたそうで、やれやれ、
三匹とももらわれ先が決まったようですが、そのうちの一匹が家に来たようなことらしい。昨日の夜、そういう話を聞いたのだが、子供たちは大喜びしてしまって、僕は反対だ、と言ったのに、こういうことになってしまった。家長たるあたしの意見は無視されてしまったことになる・・・。やれやれ。
ま、でも雑種だけどかわいい子犬である。子供たちははしゃいで首輪やらリードを買いに行ったり、さっそく散歩につれて行ったり・・・。ぺろぺろさせたり・・・、やれやれ。
さっきから兄弟と別れたからか、妙な家に連れてこられたからか、クィーンクィーンと鳴いているけど、結婚する前はずっと犬を飼ってきた奥さんは、今晩一晩は泣かしておかなくては、・・・明日はあきらめようるから。と自信たっぷりなのでありました。


その奥さんが、家の前の溝に車のタイヤをはめてしまって、動けなくなったというので、家長の僕の出番。ちと苦労しましたが、クラッチとハンドル操作でなんとか溝を脱出。家長の面目を保ったのでした。(うん?僕はそう思っているのだが、どうなの?)


キャンペーン中だったファイルメーカーPro9 Advancedのアップグレード版がやっと届く。やれやyれ。早速インストール。


藤沢周平全集第22巻』の「市塵」読了。
昔、小林秀雄が生きている人間というのは、どう転ぶかわからないし、とにかくちゃんとした評価は出来ない、というようなことを書いていたのを思い出したけど、人物の評価というものはその時代によっても変わってきたりするから、ややこしいものですわな。
しかし新井白石にしても本居宣長にしても小林秀雄にしても、死んで後も評価の対象になるだけでもすごいことで、我々普通の、世の、凡人は、死んで一年も経てば人の口にのぼることもほとんどなくなるわけで、じゃあ、そういう人の評価というのは、要するにないのと同じで。残された家族が、と言っても夫や奥さんや子供はある程度、その生き方を評価できるでしょうけど、孫になると印象は残っていても評価は出来ない。つまり自分の人生は自分で評価して死ぬしかないわけだし、それがまっとうなことなのでしょう。そうして塞翁が馬というようなことは、もういろんなところで嫌というほど見せられているわけで、ようするに死ぬまでわからないということですわな。本人が死ぬまでわからないということは誰もわからないということでもあります。


矢野顕子のファンなのだけど、ほぼ日刊イトイ新聞 『月光庵閑話』のなかで、『矢野顕子をほめる』というシリーズがあるのですね。いや〜素晴らしいです。さっきからiTunesに入っている矢野顕子の歌を繰り返し聴いています。
というわけで、今日はいろいろあったんだなぁ。