現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

暑くて苗代が心配なことと立川談春の『赤めだか』


今日も暑かったですね。ほんとに。
暑過ぎて、苗代の管理が心配。僕が他の田んぼに出ていても、父と母がなにかと気をつけてくれている。
お隣の農家もこの暑さのためか苗代がうまくいっていないとあれこれ情報交換。農ポリでトンネルを作ってする苗代は、このあたりでは最もポピュラーなもので手慣れた技術のはずでもっとも安定した苗代技術だったのだが、ここ三年ほどうまくいかないことも時々あって、原因はほとんど高温障害、過湿度みたいなところのようで、すこしづつやはり気候が変わりつつあるのではないか、という話になってしまう。うーむ。


午前中はトラクタで荒起し。畦畔ブロックの畦ウラのところはトラクタで近づけないので、どうしても草が残ります。まあ除草剤で枯らしてしまってもいいのですが、スコップで土ごと出してきれいにしました。100メートルの畦畔ブロックですからなかなか手間がかかりますが、田植えの時、スカッときれいだとうれしいので、せっせとスコップ作業もしました。
午後も同じく荒起し。ホントは連休植えの田んぼの畦塗りをそろそろ終わりたいのだが、ここしばらく雨が降らないので畦畔がすっかり乾いてしまっていてカラカラで、畦塗り機ではうまく土が練れないのできれいな水漏れのしない丈夫な畔が出来ないのだ。明日は雨らしい。


立川談春『赤めだか』読了。評判の本だったらしいのですが、縁がなくて今まで読めませんでした。先日、ネットでおもしろいぜ、という書評を読んでAmazonでクリックしてしまったら、翌日に届いたのでした。うまいなぁ。何度も笑わせられました。ちと僕の期待が大き過ぎたのがアレでしたけど、楽しめました。立川談志って、おもしろいと思ったことがないんです。といってテレビで大昔に何度か観ただけですけど。いつも古典ではなくて、漫談のような話をしてました。クスリとも笑えず、どういう落語家なのかと観るたびに思ってました。うーむでもテレビで観てたのは中学や高校の時だからなぁ。
東京の落語ってもひとつ笑えない、おもしろくない、気取ってる、というような印象をいつも持っていました。『笑点』の影響もあるのかなぁ。その点、上方落語は笑えるんだなぁ、不思議と。あ、でも大喜利とかはダメです。東京の芸人さんの方がうまいです。というか洗練されています。でも上方の落語家の大喜利のなんでもワヤにしてしまいよる、という感じは好きなのですけどね。
さて立川談春の落語。聴いてみたいような気もします。落語はうまいんだろうな。『赤めだか』を読んだ感じではそんな感じ。