現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

小麦の除草剤をまくことと農機の展示会と食味検査

ケヤキの葉が落ちる

12日(木)
雨上がりの朝。小麦の除草剤を動噴でまく。「ハーモニー」を反当たり5kg散布。溝を歩いてまく。


夕方から営農組合の研修会と懇親会。百姓の集まりなので技術的なことの情報交換など。いや、おもしろいです。
一次枝梗と二次枝梗の話とか、苗箱に何グラムの籾を播くかとか、安い土壌改良資材とか、百姓の集まりはおもしろいです。


13日(金)
農機大展示会に行く。
ハンドパレットトラックに興味があったのだが、米の袋を50袋載せる農協の大きめの両面のパレットを扱えるものはないということがわかっていささかショック。そういえば使っている人を見たことはない。


クボタやヤンマーや三菱など農機メーカーの人とあれこれ話をしたけれど、展示会の販売とクルマの営業や家電のお店の販売員の人とはやはりスタンスというか、違いを強く感じるなぁ。農機って何百万という値段だし、値段が高いということなんでしょうけれど、百姓が少なくなると客の顔が見えてくるのが大きいような気がしますね。百姓が少ないんですから。売れる相手が判るわけだし限定されるわけですから。熱心になったり、熱心になれなかったり、家電の販売店さんみたいに誰彼となく買ってくれるかもしれないという状況とはちがうんですよね。
実際のところ、いくらで売るのか、と話をしたけれど、値引き率とか、よくわからないんだなぁ。ただ、農機は壊れたり、消耗したりするので、そういうメンテなりアフターサービスなりを考えておかないと安ければいいというわけにもいかないですしね。


ここでもお米の食味検査があったので測定しもらいました。もちろん評価はAランク。ヘアリーベッチの緑肥はすこしタンパクが7.8%で高かったのだけれど、それも気にする必要はないという程度でした。菜の花緑肥のお米は有機栽培なのに整粒歩合も79%と高く外観品質もきれいな米だと褒めていただきました。減農薬の「秋の詩」もなかなか数値も高くよいできだったみたいです。
ありがたいことです。