現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

2009年の辻井農園を気のつくままにふりかえる


寒い。家の掃除など。天井や蛍光灯、電灯の傘などの掃除をうけもつ。子供たちは窓拭きをしてくれた。あと自分の部屋の掃除はなかなか進まず。


2009年の辻井農園を気のつくままにふりかえる

  • 日照不足でいささか収量は減ったものの、出荷した米は全量一等米で高品質であった。
  • 日照不足のためか稈長が伸び、五月中旬植え、六月植えの「コシヒカリ」は倒伏したところが多かった。しかし、倒伏してから、収穫時期まで雨がほとんど降らないという幸運に恵まれ、品質の低下がまぬかれた。
  • 無農薬有機栽培米ではいささか粒が小さく、米選機から落ちる米が多かった。その分収量も落ちてしまうことになった。
  • 無農薬有機栽培米で手押しの除草機を三度押したけれど、ほとんど雑草を生やすことがなくきれいな田んぼになった。
  • 完全無農薬有機栽培米の緑肥として菜の花だけでなくヘアリーベッチも試してみた。菜の花ほどきれいに見事に花が咲くわけではないけれども、豆科で肥料もいらず、そのままトラクタで鋤き込め、収量や品質も菜の花を緑肥にしたものと大きな違いはなかった。
  • 農機を入れる車庫を建て増しした。
  • 光色彩選別機が届いた。
  • 二年目の無加温露地プール育苗が安定してよい苗ができた。作業も楽になった。五月の連休植えの苗以外は無加温露地プール育苗でいけそう。
  • フォークリフトを導入して、米の出荷が飛躍的に楽になった。去年は腰ベルトを巻いて30㎏の米袋を担いでは降ろし、担いでは降ろしと大汗をかいていたからなぁ。
  • 麦も転作の圃場が比較的乾くところだったためか、豊作であった。
  • 大豆も除草に早めに手をかけたので、品質も収量も去年よりはよいと思われる。
  • 全国の米の作況指数は98でやや不良でありましたが、昨年の米が残っていたり、消費が減ってきたりで、米価は下がり続けている。
  • ラクタやコンバインなど農機の故障やメンテナンスにお金がずいぶんかかった。減価償却期間をすぎてきた機械なので大事に取り扱っているけれども、仕方がない。
  • ラクタを新しく購入したい。とても貯金通帳に印字されている金額だけでは手が出ない。上手にお金が借りられるとうれしい。

思いつくままなので、こんなところでしょうか。いや、まだありそうな気配だけど。