現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

田んぼの水口の補修と苗代の床をつくる

馬鍬でなわしろのとこをつくる

旧暦で言うと3月30日の今日が2月の15日。月齢14.3で満月になります。長男を散髪に連れていった帰り、大きないくぶん赤っぽい月が伊吹山の少し南の方から登ってきました。如月の満月ですから西行の“願はくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころ”の満月ということになります。桜は今年は開花宣言があちこちで聞こえてきてからなんだか気温があまり上がらず冬に逆戻りのような天気で桜もその後どんどん開くというようにはいっていないみたいですね。このあたりの桜も蕾はだいぶ大きくなってきていますが、まだ数日はかかりそう。
辻井農園の菜の花もなんだか今年はもうひとつ大きくなってきていないような気がします。雪が多かったし、雪がとけてからも雨の日がおおくて、土があまり乾かず、湿害を受けているのかも。それから少し播種が遅れたので、秋冬の生長が少なかったのでその影響もあるかもしれませんね。なかなか天気都合もあり、菜の花一つでさえ思ったようには咲かせられないものです。そのわりに野生の自然に生えている菜の花は大きかったりするのですけれど。やっぱり水はけの問題が大きいのかな。うーん。でもなんだかんだいって時期がきたらちゃんと花が咲くのが不思議であり立派なところ。


今日はひさしぶりに雨も降らないようなので、水路から田んぼに水を入れるところのコンクリートが割れているところを補修した。2㎏入りの防水用のセメントを買ってきて、バケツに開け水を入れてコネコネと混ぜ合わせます。砂もすでに混じっているので何も入れなくてもいいのがらくちん。水路のところは木で枠を作ってそこにセメントを流し込みます。棒でギュギュギュと押し込んで、コテできれいに仕上げておしまい。24時間で使えるようになるとセメントの袋には書いてあります。セメントはまだ少し余ったので他のところにも詰めて補修。さて、うまくいくかな?明日のお楽しみ。


午後はトラクタのタイヤで溝をつけて、苗代の床をつくりました。まだ気温がそれほど上がってきていないので、最初の苗代は今まで通り農ポリでトンネルをつくる苗代にしています。溝をつけた後、馬鍬で平らに水平に均していきます。この均した上に苗箱を並べトンネルをかけるわけです。平らにしておかないと、水がうまく回っていきませんから大事な作業。はい。うまくいきました。均したあとはもう一度水をたっぷり入れて乾かないようにして、あとは播種した苗箱を並べるのを待つばかりということになりました。