現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

有機農業研究会の試食会

逆光のコスモス

良い天気。午前午後とも大豆の圃場の畦畔やら畝の間の草苅りをする。大豆の刈り取りの時、草が生えていると苅りにくいし草でコンバインが詰まったりするときがあります。それから大豆はもうカラカラに乾いていますが、青い雑草はコンバインの中で青汁が出ますから、それが大豆を汚し大豆の等級を下げます。


夜は有機農業の研究会の定例会に出る。とても元気でおもしろい会なのだが、新米の試食会があった。ここ二回ほど秋の作業で出席できなかったので、今日の試食会を知らずに参加してしまって、ご飯をもっていくことができない、という失態で、うちの菜の花緑肥のお米を出せなかったことは大変残念。
試食会はいわゆるブラインドテストで、誰のどういう米かというのを隠して、どのご飯が一番美味しかったか、またどのお米が一番香り豊かであったか、というのを投票するというシステム。こういうの好きだなぁ。うちのお米も出したかった。
でも13種類のそれぞれの自慢のお米が炊かれてご飯として並んでいます。今回はそれぞれが自分のところで炊いて持ち寄りということだったらしいので、炊き方もそれぞれ違うので、正確なお米の判定はできにくいし、13種類のご飯をたべて評価するなんてむちゃくちゃ難しいし、おまけにすでにご飯は冷めかかっているので、香りというのも難しい要素です。しかも13のうち9が「コシヒカリ」であとの4つは「ミルキークイン」と「ササニシキ」と「みどり豊」も入っているという。うーむ。おまけにどれもこの秋収穫したばかりのピカピカの新米ですからおいしくないわけがないわけで。
で、このブラインドテストで僕が一番おいしいお米として投票したのは「みどり豊」というコシヒカリの突然変異を選抜・固定した新品種でした。うーむ。それから一番香り高いののではないかと選んだのは「ミルキークイン」というやつでした。
たぶんね、これはね、いつも「コシヒカリ」と「秋の詩」を食べていますから、「これはいつもと違うぞ!」というやつに舌と鼻が激しく反応したのだと思います。だって、並べられたご飯、どれもこれもおいしかったのですから。
でも「みどり豊」「ミルキークイン」には、はっとさせられました。