現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

秋仕事と『息子』と野球でネットを張ること

落ち葉の道を犬と歩く

19日(金)
今日も朝から快晴。小春日和である。英語ではIndian summer。イタリア語ではestate di San Martino。フランス語ではL'été indienで。中国語では小陽春である。はい。
気持ちのいい天気で、昨日の続き、田んぼの進入路の付け替えの続きをする。用水路の上のコンクリート板を移動するのに、フォークリフトで釣り上げて移動さそうかと思ってリフトを持っていったのだが、木材をかませてテコの原理でグイグイと押すと動くことがわかったので、なんとかコンクリート板を三枚それぞれ10メートルほど移動させる。で、進入路の傾斜をつけてなんとか完成。でも雨が降って地が固まらないといけないし、トラクタとかでまた圧をかけないとしっかりとは固まらない。時間がかかるのでありました。
でも父と二人小春日和のなか、休憩もしつつ田んぼの話もしながら秋仕事の土木作業。なかなか気持ちの良いことでした。


午後は乾燥の終わった大豆の選別作業。今回は量も少なかったので、思いのほか早く終わって16時。
さて夕ご飯までにはまだ時間がある、ということで、iTunesの映画を観てみることにしました。本当は『鬼畜』にするつもりだったのですが、ひょっとすると子ども達も観るかもしれないと思って、山田洋次監督『息子』に変更。『息子』は1991年発表の映画で観たことがあります。あれから20年近くが経ったのですが、とても良い映画だったという印象で、しかも泣ける映画ですからね。
HD画像の方にしたのでダウンロードに30分弱かかったのが意外でしたが、あとはとてもスムーズにきれいな画像で楽しむことができました。三国連太郎はさすがですし、和久井映見は若くてきれいで日本アカデミー賞助演女優賞をとったし、和久井映見という名前はこの映画で初めて知りました。いかりや長介とか田中邦衛とかとてもいい味出しているし、主演の永瀬正敏も20年ほど前に観た時はたいしていいと思わなかったのですが、今回観ると、やっぱりいいです。山田洋次監督好みの俳優なんでしょうね。『学校II』や『隠し剣鬼の爪』にも出ていますね。とりたててカッコいい顔ではないんだけれど、カッコいいんだなぁ。なるほど。
三国連太郎演じる父親は岩手の農家でたばこの栽培なんかをしています。最初の方で何度か農業のことが話題になったりしています。要するに農業では食べていけないから都会に出て仕事を探す、農業には未来の輝きというものを感じられない、ということですけどね。
東京で暮す長男一家のところにやってきた三国連太郎のエピソードは小津の『東京物語』へのオマージュなんでしょうけれど、おもしろいです。長男一家もよくできています。
若いときの僕ならこの程度の映画で泣かないぞ、というところがあったかもしれないが、もう最近はすっかり涙腺もゆるんでしまい、すぐにウルウルときてしまう。いや、いい映画でした。


観終わって、今度はデータをiPadにコピーしてiPadでも再生してみる。どこにコピーされたのかよくわからなかったけれど、「ビデオ」というアプリから再生されます。ちゃんとさっきまで観ていたところを覚えていて再生してくれるのがえらい。



20日(土)
昨夜、通り雨が降ったのか、道路が濡れている。でもすぐに晴れてきて今日も風もあまりなく暖かい良い天気でした。
今日は次男のスポ少の防球ネットとティーバッティング用のネットを作る、というかネットの枠を二ついただいたので、それにネットを張る作業をしたのだが、一つは防球ネットに、一つはティーバッティングができるように袋状のたるみをもたせてネットを張る。
防球ネットは枠にピンと張ればいいだけなので、まあ、簡単といえば簡単なのですが、ティーバッティング用のネットは四角い枠に平面のネットを袋状に付けるわけですから、いささか知恵がいります。まあ、試行錯誤というか、トライアンドエラーというか、行き当たりばったりでしたが、なんとかうまく張れました。スバラシイ。
子ども達にはどんどんティーバッティングしてもらいたいところです。


野球から帰ってきたらドイツからCDが送られてきていた。うん?と思って開けたみたら、アマゾンの中古CDで買ったMichael "Patches" Stewartの『Penetration』でした。アマゾンでクリックしてから一週間ほどでしょうか。なにげなくクリックしたのですが、まさかドイツから送られてくるとは。驚かせられます。Michael "Patches" Stewartはジャズトランペッター。ミュートを利かせたペットでマイルス・デイビスをなんとなく意識させられるカッコいいトランペッターです(CDジャケットの写真もマイルスッぽいですよね)。って、僕も最近知ってiTunesで検索しても出てこなかったので、アマゾンで中古CDをクリックしたのでした。タイトルチューンの「Penetration」がいいねぇ。構成というか、アレンジがいいんだろうな。


どう考えてもアップルのMighty Mouseの弱点は単三電池が必要なことだろうな。今日も不意に電池が無くなって、Bluetoothの接続が切れてしまったのだが、電池が無くなってはカッコいいデザインの使いやすいマウスでもただの白いプラスチックの塊になってしまう。以前使っていたUSB接続のスクロールボール付きのアップルマウスを急遽つないで動かしているのだが、これはワイヤードだし、小さなスクロールボールはすぐに汚れるのでいささか挙動が不安定だし、厚みがありすぎて手にもう一つなじまない。と、昔はあんなに便利だと思っていたマウスなのに不満が出るものですな、いやはや。電池買ってこなくては。