現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

長女の自転車がバンクする

今日から三月。
朝、まだ雨が降っていなかったので、長女は自転車で出かけたのだが、途中で電話がかかってきた。自転車がパンクしたらしい。仕方がないので、軽トラで娘とパンクした自転車をひろって、学校まで送り届けた。
遅刻しそうなので学校に連絡したのか、と確認すると担任の先生にメールをしたという。あきれて、そういうときは電話を使え、と注意したのだが、すでに担任の先生から返事のメールが届いているということだった。きちんと連絡がとれたのならまあいいのだが、なんだかなぁ、と少し思ったことでした。
遅れていくと学校は今日は卒業式。卒業生の保護者が参列されるので、先生方やなぜだか野球部の部員らしき生徒が駐車場の案内をして下さっている。うちは卒業生でもなければ卒業生の保護者でもないので、娘が「あ、やばい、やばい。あ、こっちもやばい、やばい。」とやばいを連発している。たくさんの先生に遅刻がばればれだからね。しかもきれいに着飾ったお母さんが多い中で、仕事着に軽トラのヒゲ面オヤジといっしょだし。娘としてはやばいか。
昼過ぎに迎えに来てと呼ばれてまた軽トラで迎えに行く。小さな花束をもった卒業生らしき生徒が何人も目の前を通りましたし、校門の外へたばこを吸いに出てこられた先生も一人いらっしゃいましたが、みんなうれしそうでした。うんうん。卒業式は学校の一年でもっともめでたい一日ですからね。


長女と帰るとき「昼ご飯食べたんかぁ?」と聞くと「まだや」というので、「ほんなら、丸亀の讃岐うどんを食べて帰ろか」と誘ってみた。丸亀製麺讃岐うどんのチェーン店が最近できて、ぶっかけだの釜揚げだの釜玉だのと、いままでのかけうどんとはいささか違う食べ方が新鮮でおもしろいのでありました。しかも安い。ところが「いや、まあ、ええわ」とお断りになる。「なんで」と聞くと「朝、食べ過ぎて、なんか、まだえらいし」とおっしゃる。「あんた、ほらパンクもするわ」と申しておきましたが、なんだかなぁ。


帰ってきてからパンクを直そうと後輪のタイヤを見ると釘が刺さっている。これがしかもなかなか抜けない。チューブをとりだすと、直角に折れ曲がった釘でした。やれやれ。釘が刺さったまま、しばらく乗ったのか、チューブには大きな穴が4ヶ所も空いている。これはとてもパッチを貼ったぐらいでは治りそうもないので、チューブの交換をする。後輪のチューブ交換はタイヤを外さないといけないのだが、チェーンやブレーキやらスタンドやら変速機やらが付いているので、思いのほか大変なのである。でもまあ慣れているわい、と外して、チューブを交換したまではよかったのだが、変速機が内式で初めてだったので、てこずる。大いにてこずる。変速機のワイヤーの引っ張り具合が悪いのか、うまく変速できないのだ。三段式なのだが、二段ぐらいしか変速できない。つらい。あれこれさわったけれども、結局、うまくいかず。しかも小さなボルトが落ちているのを見つけたのだが、どこのボルトなのか、わからない。やれやれ。
「明日は、とりあえずこれで行け」といったのだが、いささか不安である。自転車の整備にはおおいに自信を持っていたのだが、内式変速機にはやられました。やれやれ。


そういえば、今日は午前中に秋耕しておいた田んぼにずいぶん水が溜まっているところがあることに気がつく。スコップで尻水戸まで溝を切って、水が流れ落ちるようにする。あんまり水が溜まっていると、畔塗りの時に弱るので、乾きやすいようにしておかないといけません。