現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

稲葉光國先生のお話をきく

ひな人形

ひな祭り。
今日は午後から有機農法研究会に民間稲作研究所の稲葉光國氏を講師としてお招きして、いろいろとお話をきき、また質問にも答えていただいて、大変刺激になったし、おもしろかったです。
TPPの話やネオニコチノイドの毒性の話、異常高温対策や食味や除草についてのあれこれ、丈夫な苗の作り方など、あれこれアドバイスをいただく。
でも気候や土壌や水がそれぞれ違うので、理屈をちゃんと理解した上で、自分の田んぼでどうそれを活用していくかを考えなくてはいけませんからね。でもとっても刺激になりました。


研究会の会場まで琵琶湖の北をぐるりと回って湖西の安曇川町までいきました。安曇川は私が学校を卒業して職に就いて最初に4年間暮らしたところで、なんとも懐かしい気持ちになるところなのですが、さすがに二十有余年の月日はすさまじく、まず大きな道路ができていること、田んぼの中にアパートが増えていること、コンビニがいたるところにできていること、そんなこんなですっかり様子が変わっていました。僕が暮らしていたところは取り壊されて更地になっていましたし。
でも町中の看板に「アブラサ」だの、それから「ハヤフジ」「ヤスハラ」「ヨコイ」「ヤギ」とか安曇川に多かった名前なんかをみつけると心が騒ぐような感じになる。うーむ。今日は一日寒く。安曇川は終日雪でした。


僕がジャズを聴きはじめたきっかけは中学生の時に読んだ雑誌『FMレコパル』(小学館)でジョージ秋山が描いたクリフォード・ブラウンのマンガがきっかけです。で、聴いたら、晴れやかな伸びのあるトーンのトランペットなんですね。あとから聴きだしたマイルス・デイビスとはまるっきり違う音。
ずっと写真では見てきましたが、動くクリフォード・ブラウンは初めてです。このYouTubeは短い演奏で、あまりいいとは思いませんでしたし、音もひどいものですが、なんだかしみじみしました。25歳で事故で亡くなったブラウニー。LPレコードは5、6枚もっているのですが、iTunesには『With Strings』と『Helen Merrill with Clifford Brown』しか入れていないのでした。うーむ。