現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

天気を予報するということ

グリーンカーテン

蒸し暑い。今日は午後から激しい雨が降るかも、という朝の天気予報でした。午前中は降水確率40%、午後は90%です。大豆の圃場に除草剤をまいてもすぐに激しい雨じゃ、薬が流れてしまうと困るなぁ、ということで、今日の除草剤散布は見合わせた。
で、朝一番にミネラル肥料をまきに行き、尻水戸などを確認。大汗をかく。で、昼前から草刈り機で畦畔の草刈り。雑草というのは、ほんとどんどん生えてきます。エノコログサも早くも穂を付けているやつまでいて、ホソハリカメムシも2匹発見する。やれやれ。どこで嗅ぎつけやがったんだ?田圃2枚の道ばたの法面を刈り終えたところで、ちょうど正午になったので、お昼ご飯にする。
iPhoneウェザーニュースタッチで確認すると14時から雨が降るようになっている。でも雨雲レーダーではなんだかまだ雨雲は遠いなぁ、と思う。ご飯を食べたあと30分ほど昼寝。さて、じゃあ、雨が降るまで草刈りをしよう、と出かける。
一向に降らないじゃないか。14時を回っても、15時になっても、16時になっても。やれやれ。草刈りがすすむぜ。現在17時30分。まだ雨は降ってこない。どうなっているんだ?とウェザーニュースタッチの雨雲レーダーを確認すると、どうも20時あたりに強い雨雲がやって来るらしい。うーむ。12時から18時の降水確率90%はどうなったんだ?と言いたいところだが、ぐっと我慢。「梅雨時の天気は予報官泣かせなんです」と大昔、40年ほど前に天気予報をしている中年男性が、複雑な表情でテレビでおっしゃったのを聞いたことを覚えている。たぶん40年前にも、天気予報が当たらなかったじゃないかっ!と御叱りがあったのだと思います。
いや基本的に天気予報はそこそこ当たると信頼申し上げているのですが(だって人工衛星で雲の動きまで丸見えなんですからね)、たまにこうした日があって、仕事の段取りが変わってくると、一言、誰かに言いたくなるのです。自分は30分昼寝しているのにね(笑)。


先日、日本のスーパーコンピュータ「京」が演算速度で世界一になりましたが、かつて世界一になった「地球シミュレータ」は今何を計算しているのでしょう。僕はこの「地球シミュレータ」という名前がわりと好きで、応援しているのです。コンピュータの素晴らしいところは、シュミレーションできるところです。というかシュミレーションこそコンピュータの仕事、という気がしています。いろいろ条件を変えながら、こうなったらこうなる、こうすればこうなる。とシュミレーションすることこそコンピュータの仕事。地球の天気や気象のシュミレーションなんて大きなことではなくてもね。


今は地域の広報紙を三ヶ月にに1回当番で集まってきた記事をレイアウトすることをしていますが、以前、毎日のようにプリントをつくっていたことがあります。
たとえば。
文書を作るにしても、レイアウトをあれこれ変えてみる。写真の位置をあっちこっち変えてみる。写真の位置や大きさを変えると文章が、それに伴って回り込んでくれる。文字のサイズやフォントをあれこれ変えてみて、印象を確認する。今では当たり前ですが、20年ほど前はそういうシュミレーションができることにどんなにわくわくしたことか。
気象予報官・気象予報士、いまはどういうのかよくわかりませんが、辻井農園は毎日いつも気象予報とともにあります。よろしくお願い申し上げます。


あ、18時9分。ばらばらと大粒の雨が降ってきましたが、あれ?すぐに止んでしまいました。