現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

草刈りと田圃のトンボ


昨日も暑かったけど、今日も暑かったです。午前中は少し風もあって過ごしやすいと思ったのだが、午後はまたグッと気温が上がりましたね。
朝ご飯の前から田回りと畦畔の草刈り。朝食後も畦畔の草刈り。昼食と昼寝のあとまた日没まで畦畔の草刈り。


夕暮れ、一本の畔の草刈りを終えたら、ちょうど太陽が虎御前山に沈んでいくところでありました。で、振り返ると伊吹山と霊仙岳の間にぽっかりと月齢12.8の大きな月が浮かんでおりました。うちの田圃辺りからだと伊吹山と霊仙岳の間というのはちょうど関ヶ原方面で山と山の間、不破関あたりということになります。旧暦では6月14日。水無月というのが実感されるような天気がつづいています。
用水路に長靴を入れ、水路に流れる水で腕や顔や首筋を洗って身体を冷やす。長靴を通して足も冷やされます。日没とはいえ、まだまだ明るいので誰そ彼?というほどではありませんが、やんわりと闇が水路や畦畔や雑草の影、山際の影から染み出してくる時刻ではあります。顔や首や腕を洗い、夏の夕風に吹かれていると、ふいに早朝からの仕事の疲れが体をめぐって充実感がみなぎります。


数日前からオニヤンマが悠然としかも飄々と飛んでいます。それから赤トンボもまだ群れてはいませんが、何度も観ています。もう体は真っ赤ですね。シオカラトンボ、ムギワラトンボ、ハグロトンボ、小さなイトトンボ類(イトトンボ類は、うーむ、もう一つ図鑑を観ても見分けがつかない。)も。アゲハチョウは庭や畑によく来るようになりましたが、クロアゲハも飛んでいますね。シジミチョウの仲間は、僕が小さいときはたくさんいたのですが、最近ではずいぶん少なくなりました。


今日も朝夕を中心に穂肥を打っておられる農家が何人もいらっしゃいましたが、僕も明日は五月の中旬植えの「コシヒカリ」の田圃に穂肥をやろうかと思っています。ちょっと葉色が濃いので(たぶん植え付け本数が少なかったからだと思います)、ちょっと迷ってはいるのですが。


女子サッカーのワールドカップ!日本やりましたね。うーむ。朝一番のラジオの第一報で結果を知りましたが、その決勝進出のニュースを読むアナウンサーの声が、抑制された声でしたが、声の中に喜びを感じるそんな声のニュースでした。いいですな。


画像は草刈り直後の畦畔。後ろの山が上野樹里じゃなくて、江が生まれた浅井長政の居城のあった小谷山です。