現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

22年産「コシヒカリ」の完売と雨とクライマーズ・ハイ


30日(火)
昨日、稲刈りを始めましたと書きましたが、ちょうど、入れ替わるように22年産完全無農薬有機栽培米「コシヒカリ」完売しました。ありがとうございました。23年産の完全無農薬有機栽培米「コシヒカリ」は9月の中旬から発送できそうです。いえ、ひょっとすると下旬あたりになるかもしれませんが。予約もぼちぼちといただいていますが、こちらも引き続きましてよろしくお願いいたします。予約じゃんじゃんお願いします(笑)。22年産完全無農薬有機栽培米「秋の詩」はもうすこし在庫あります。ぜひご賞味下さい。


昨日稲刈りして乾燥機に入れた籾は、お昼になっても水分が15%にならず。したがって籾擦りも出来ないし、乾燥機から籾をタンクに入れて乾燥機を空にしないと、稲刈りしてきても籾を入れられないのでありました。ま、ゆっくり慌てずやるしかありません。


で、16時から籾擦りや選別、そして袋づめ。一年ぶりに籾や玄米を流すことになるのでいつも最初は緊張するが、最初、籾擦り機がいささかわがままを言いましたが、あとは気持ちよく動いてくれました。
今年購入した籾殻散布機はもうあたりが暗くなってからトラクタにつけて散布に出たのですが、思いの外、厚く撒きすぎてしまったようです。


太田和彦『居酒屋おくのほそ道』(文春文庫)を読みはじめる。大震災での東北の被害のことを思うと胸が痛い(特に農業関係の)が、酒処、東北に思いを馳せつつ文字で居酒屋の酒と肴を楽しもう!というつもりです。太田和彦は『居酒屋の流儀』でいっぺんにファンになってしまいました。というかあともう一冊か二冊くらいしか読んでいませんが。自然体の文体がいいです。


31日(水) 八月尽
朝、昨日籾擦りした分を農協に出荷する。
で、昨日の残りを少し籾擦りして、稲刈りにでる。
午後、稲刈りをしていたら、急にヒンヤリ、あらら?雲が黒いぞぉ?と思っていたら、ポツポツ。来るなと思ったら、とたんにザァー!!
あたりの田んぼでは自分も含めて三台のコンバインが動いていたのですが、他の二台のコンバインが逃げるように田んぼから出て、走っていくのが見えました。やれやれ。ちょうどコンバインの籾のタンクが一杯だったので、雨の中、籾をコンバインから軽トラに移し、コンバインにテントを被せて、大慌てで帰ってきました。籾はなんとかあまり濡れないですみましたが、僕も父も母も全身ドボドボ。帰ってきたら、パタリと雨がやんで晴れ間も。ま、こんなもんですな。


雨のおかげで、早く仕事が終了。シャワーを浴びて着替えて、ちょっと早いけどビールを飲みつつ、レンタルのDVDを観る。『クライマーズ・ハイ』である。映画の方のやつ。2003年に横山秀夫の原作を読みました。当時はまだ山登りに意欲満々だったので、出てすぐに読んで、大いに楽しめました。
NHKがその後、佐藤浩市を結悠木和雄役でドラマにしました。これがなかなかいいドラマでした。録画してDVDに焼いて、何度か観ています。ええ、僕は気にいると続けてみる癖があります。一番続けて観たのはジョージ・ロイ・ヒル監督『スティング』かな。ロバート・ショウ扮するロネガンとポール・ニューマン扮するゴンドーフの列車の中でのポーカーの場面など、もう何度見てもおもしろいんだなぁ。あるとき長男が「お父さん、いつ見てもその映画観てるな」と、のたまったほどでした。
それはさき、この映画版では堤真一が悠木和雄。監督は原田眞人。いやー、泣かせる映画になっていますね。ストーリーはいささか単純化され、時間は短くなって、話がわかりやすくなって、ハードボイルド風味も利かせて泣かせます。って泣いたのは僕だけかもしれませんが。悪くないです。県警キャップの堺雅人も、社会部の遠藤憲一も好演しています。
事故で夫をなくした母子が北関東新聞に訪れる。事故のことを詳しく知りたいんです。地元の新聞なら、一番詳しいんじゃないかと思いまして、と言う。ここから悠木和雄は変わっていくのだが、このシーンをもう少し丁寧にやっても良かったような気がするが、あれぐらいのほうがいいのかな。


iMacはまだBiND4の関係で、Lionにアップデートしていないのだが、そのせいかSafariで「かわせみ v.1.1.3」が時々うまく入力できない時がある。で「Google日本語入力」を少し使っている。こちらも同じような症状が出る時があるのだが、でも「Google日本語入力」思っていた以上にきちんと変換してくれますね。スピードも申し分ないし。
もうすぐBiND5が届くはずなので、そしたらすぐにLionにアップデートするつもり。