現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

小豆の選別と良寛の一句


小豆の選別をする。父と母がちぎってくれた小豆、たぶん、まだ乾燥は足りないと思うが、選別機にかけてくずやゴミを取り除き、大中小に分ける。またこれを父と母は目視で選別をつづけ、縁側にひろげて15%になるまで乾燥させます。選別後水分を計ったら15.7%でした。あとまあもう少し、というところでしょうか。


山本周五郎『小説 日本婦道記』が、もうひとつ。ラジオの朗読の時に感じた感動はなんだったんだろう。ま、そういうこともあるか。たぶん書き足りない、というか書き込みが足りない、そんな気がします。


図書館で、
   『水上勉全集 18』
   井上有一『東京大空襲
の二冊を借りてくる。


水上勉全集 18』には一休や良寛が収めてあります。水上勉滋賀県にわりと縁のある作家です。まったく読んだことがないというわけではないのですが、でも僕はあまり読んだことのない作家です。
図書館には久しぶりに出かけた。図書館で時間のある時には大型本のコーナーに行くことが多い。美術書とか写真集とかが並んでいて、ちょっと楽しい。こんな本はとても僕個人では買えないし、置いておくところもないですし。



    うらをみせおもてをみせて散るもみじ    良寛



井上有一の書をネットで少し探しているうちに、そういえば何年か前に良寛の臨書をしたことがあった、と思い出した(笑)。臨書といったって、本の中に少し出てきた書を少し大きく引き伸ばしてコピーしたやつをお手本にしただけですが。で、良寛のこの句をふと思い出したんですよね。ああ、いい句だなぁと。説教臭いといえば説教臭いのですが(笑)。
図書館から出ると、すっかり暗く、もう紅葉は見えませんが、雲の間から月齢12.9のそこそこ丸い月が見えていました。