現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ジャック・ドレー 監督『フリック・ストーリー』と『別冊太陽 道元

午前中はよく降りましたな。ときおり本当に激しく降りました。大阪などでは大雨洪水警報があちこちで出ていました。


ジャック・ドレー 監督『フリック・ストーリー』(1975)を観る。アラン・ドロンは40歳か。
舞台は1947年だから、第二次世界大戦が終わってすぐというところです。ま、戦勝国と敗戦国という違いはあるにせよ、日本の『仁義なき戦い』の景色とはずいぶん違います。
“バー・カランク”でアラン・ドロンマティーニを注文したのに、なんだか赤い飲み物が出てきた。字幕のマティーニが間違ってるんだろうな。。
トランティニャンって、どこかで観た男だと思っていたら、クロード・ルルーシュ監督『男の女』(1966)の男の方だったんだ。うーむ。なんか迫力ある演技ですねぇ。
アラン・ドロンはしかし、タバコ、吸うねぇ。吸い過ぎ?いや、けぶるタバコをくわえているだけ、というシーンが多いのだが、あれ、眼にしむんですよね。
深緑のトレンチコートをこれだけカッコよく着こなせるのはアラン・ドロンだけじゃないの?
大人の男たちの、刑事と悪党と裏切りの、渋い映画だが、アクションは少な過ぎ?
と、映画を観ながらメモしたけど、相変わらず意味不明が多い。


ポール・クローシェって、いい俳優だなぁ。って今さら僕が言うまでもない俳優ですけれど、『影の軍隊』『仁義』『リスボン特急』とメルヴィルの映画によく出ているし『燃えつきた納屋』、といってもわりとチョイ役ですが、に出演したりしていて、なんとなく僕の観たフランス映画と縁があります。今回も警察に協力した男ポーロとしてちょっと出るのですが、仲間を裏切って警察に協力するという役なんですが、裏切りの哀愁が、もう顔中に出ています。仲間を裏切る、こういう演技が難しいんだと思います。ええ、演技のことはわかりませんが。たぶん。
アラン・ドロンとトランティニャン。刑事と悪党。仲間と裏切り。楽しめる魅力的な映画でした。


昼寝しつつ、村上春樹の『おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2』(マガジンハウス)を読む。おもしろいねぇ。昼寝しつつ読むには最適。


先日からライ・クーダーがどうにも気になってしまっていて、きっかけはライ・クーダーの“Get Rythm”なんですが、なんともスライドギターが心にしみるんですなぁ。それでiTunesで『Boomer's Story』をクリックして、アマゾンでも三枚ほどCDを注文してしまいました。うーむ。いや、ライ・クーダーの名前は若い時から何度も聞いていたのに、彼の曲をきちんと聴いてこなかったのは、迂闊であったと思わせられています。


午後は雨も上がったので、草刈りに出る。先日播種した大豆の圃場の畦畔や道端の草を刈る。


そうそう『別冊太陽 道元』が発売になっていますが、これに僕の友達の写真が表紙、巻頭を含めて3、40点使われているそうです。うーむ。表紙ですぞ!巻頭ですぞ!3、40点ですぞ!いや永平寺で修業をしているので写真を撮るチャンスは多いであろうとはいえ、あの『別冊太陽』に載せられる写真のレベルというのもスゴイことです。目出度くもあり、なんともうれしいことです。
これはさっそく注文しなくては。皆さんもぜひご覧いただきたい。