現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

七月の終わりと八月のはじまり


31日(火)
朝のうちにヒエ抜きをする。
ま、ヒエ抜きなんかをやってる百姓も少なくなったので、一つ年上の先輩が「やってるなぁ。」と声を掛けてくださる。あれこれ今年の作柄やら近ごろの作業についての話をする。田んぼでのこういう話はとても参考になって有意義だし、休憩にもなるし、心も休まる気がする。
ま、そんなこんなでしたが、全身汗と露でどろどろになる。


午後は先日頼んでおいたエアコンの取り付けに業者が来てくれた。父と母の部屋と僕の部屋にもエアコンが復活。ありがたいことです。


1日(水)
台風10号の影響でなんとなく風が吹いて比較的楽だったが、それでも気温だけは高く暑い。


田回りのあと、今日もヒエ抜き。今日は無農薬の「コシヒカリ」の田んぼへ。一度、落水して中干ししてから、グッとイネの葉色がよくなったが、同時に草も生えてきているが、まあ、稲も元気なので、もう草には負けないだろう。イネより低い影になっている背の低い草は放っておいて、稲より高く穂を出しているヒエを抜いたり、刈ったりして田んぼの中を歩く。
ヒエの穂にはカメムシが来ます。イネの穂が出てくるとカメムシがまだ柔らかい稲の穂の汁を吸うので、それまでにヒエの穂をなんとか処理しておかなくてはいけません。ま、頑張りました。明日は無農薬の「秋の詩」のヒエ抜きをする予定。


午後遅くなって夏休みに入って、のんびりしている次女と本屋&レンタルショップに行く。夏休みになったが、どこにも連れていってやれていない。次女はまああきらめているのか、近所の友達と遊んだりプールにいったりしている。細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』は観たいと言っているので、なんとか連れていってやりたい。
次女はレターセットや詰め替えのできる四色ボールペンの芯と軸を僕に買わせ、自分の小遣いで、何かは言わなかったがマンガを買った模様。420円といっていたのでマンガの単行本だろうか。
僕は何も買うつもりはなかったが、MacOS X Mountain Lionの解説特集のMacの雑誌を買う。そんなのを買って読むのかどうかわからないのだが、新しいOSになったのに、どこがどう変わったのかよく判らないのは、それはそれでさみしいし。


Ry Cooder『Chicken Skin Music』が、届く。アマゾンの中古屋さんで買ったのだが、デンマークだかベルギーから届いた模様なのだが、うーむ。この値段でいいのか?
しかし、この『Chicken Skin Music』はすごくいいわ。夏の昼寝にもバッチリかも(笑)。“Chicken Skin Music”、鶏の皮の音楽、ってどういう意味なの?
先日iTunesでクリックしてしまった『Boomer's Story』もすごくよかったし、Ry Cooder、はまるなぁ。


夕暮れ。日没の頃。自転車で田回りして、あちこちの田んぼに水を入れる。夏の夕風に吹かれながら自転車で田んぼの中を走らせるのはとても気持ちがいい。残照で雲が様々に陰影をつけながら輝き、折しも昇ってきた満月が輝きだす。いや、まったく、悪くないぜ。