現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

雨とT君と終戦記念日


13日(月)
なかなか雨が降らない、と思っていたが、夜になってから雨が降りだす。


午前中はこの夏、三台目のエアコンの取り付けにきてもらう。既に暑さの峠は越えているのでしょうが。ま。


午後、昼寝をしていたら、中学の時からの友人のT君がふいに、うちの家に現れた(笑)。T君は今は横浜に住んでいて、大きな旅客機の会社の機長なのだが、まあ、お盆のあれやこれやでちょっと帰ってきたというのだ。ま、同じ中学なので家もそうそう遠くはないのだが、何年ぶりだか。って20年か(笑)?そうでもない?T君が結婚した時に奥さんと挨拶にきてくれて、なんだかその時も突然で散らかり放題の僕の部屋に上がってもらったのを覚えている。今から考えるとあんな散らかり放題の部屋に新婚の奥様まで上がってもらう必要はなかったのだが、・・・。うーむ。ま、あの頃はまだ中学生の時の気分が残っていたのでしょう(笑)。
元気そうでなにより。うれしく、ありがたく、あれこれ少し話をする。彼は車だし、まあ飲みながら話ができないのは残念ではあった。


夕方、弟夫婦も帰ってきてくれて、母の手術について担当のお医者さんから説明を受ける。あれやらこれやら、なにやらかんやら。父と僕と奥さんと弟の四人。あれやらこれやらなにやらかんやら質問をし、あれやらこれやらなにやらかんやらきちんと答えていただいて、あれやらこれやらなにやらかんやらサインもする。いやはや。やれやれ。ま、あとはお任せするしかない。


病院を出るとき、雨になった。


14日(火)
朝、雨の音で目が覚める。6時前であったが、30秒ほどは目の前が真っ白になるような雨でありました。その後は降ったり止んだり。時折激しい雨。大雨洪水警報。


もうこれでしばらく大豆には充分な雨なのだが。


雨も上がって夕方、墓参り。


15日(水) 終戦記念日戦没者を追悼し平和を祈念する日
朝、田回りの時に大豆の圃場へ回ったら、大豆の花が咲きかけていた。そろそろかな、と思っていたのだが。


午後遅く短時間大粒の雨。


先日の新聞にメダリストの名言なんて記事があった。僕はこういうのが嫌いではない。ただメダルを取った人でなくて、負けた人でも、やっぱり厳しい練習を積んできた人の言葉はちょっと違うと思うのだ。ま、新聞の一般紙だとメダルに届かなかった人のコメントを載せるのは、つらいかもしれません。アーチェリーの女子団体の蟹江選手の「(メディアが)全然マークされていない競技がいきなりメダルを取って驚かせたいなって。」なんてコメントもよかったが、記事の最後はボクシングの村田選手の言葉だった。
“ボクシング男子ミドル級の村田諒太選手(26)は、こう言ってのけた。「これが僕の価値ではない。これからの人生が僕の価値。金メダルに負けない人生を送ることが自分の役目。それを肝に銘じてしっかり精進したい。」”
こんなに真面目に堅いことを話さなくてもいいんじゃないか、とも思うけれど、立派なコメントで泣ける。泣けるぜ。


お盆である。終戦記念日である。追悼式典のニュースを読んでいたら、終戦記念日は、正式には「戦没者を追悼し平和を祈念する日」と言うのだそうだ。それから戦没者ですが、ググってみましたが、ま、はっきりときちんとした数字が出ていないというか、要するに、はっきりとはわからない、というのが実情です。うーむ。戦争ですからね。それにいつからいつまで、という区切りの問題もありますね。それでも第二次世界大戦では日本の戦没者は230万人とも。中国は1000万人以上。ソ連は2000万人以上。
高度経済成長期に生まれ育った僕ではあるが、現在の自分の暮らしぶりを思う時、戦没者を追悼し、平和を祈念せずにはいられないし、戦後の日本の奇跡とも言われる復興を支えてきた父や母の世代の頑張り、などとひと括りにしてしまうのも少し抵抗があるが、文字どおり汗水をながした苦労や努力とそれでも折々にはあったであろう喜びに思いを馳せることではある。