現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ゴミ拾いとタイヤ交換と交通立ち番と乾燥機の分解とヘミングウェイ


2日(日)
地域のゴミ拾いにでる。僕は農道や田んぼ道の水路なんかをあるいて、ゴミを拾う。


お昼前に奥さんと父の車のタイヤを冬用に交換。エアインパクトでギュンギュンと二台交換。自分の車は、ま、もう少ししてから交換する。


夜はおとりこし(報恩講)をする。今年からご近所や親戚を呼ばずに自分の家の人間だけですることになった。




3日(月)
朝からよい天気。
中学校の交通安全立ち番が回ってきていたので、立ち番。毎年一回ぐらい回ってくる。今まではたいてい一人で立っていたが、今回はどういうわけか同じ場所に四人が集まった。他に小学校の先生や交通安全指導員の方も立ってくださっていて、賑やかな立ち番となりました。


天気がいいので大豆の選別をしようと思っていたのですが、ちょっとタイミングが悪くて、機械を先に使われているので、午後も使うことが出来なかった。ま、みんな考えることは同じですからね。


来年の種もみの量を計算したり、ファイルメーカーをさわったり、スライドショーを作ったり。もし、スライドショーを観る時は、プレイのボタンをクリックする前に、YouTubeの設定を720PHDにしてご覧くださいね。


午後は大豆を乾燥するために動いてくれた乾燥機を分解する。



学生時代には、本当に心に染み入るような感動というか、活字が紙から浮き上がってくるような興奮というか、本を読んでいてドキドキするような体験が何度もあったのだが、うーむ、それにひきかえ最近のていたらくは・・・。
で、若き私が震えるような興奮を覚えた文章が、大久保康雄訳の『ヘミングウェイ短編集(1)(2)』(新潮文庫)でした。ま、とにかくカッコいいのです。「心が二つある大きな川」とかね、ニックの物語は何度読んだことでしょう。それから「清潔で明るい場所」。
この文庫本は、学生の時、テントを担いで東北を旅行した時に持っていったのでありました。浜辺や砂丘や学校のグランドや道端にテントを張ったり、駅の待合室でや小学校に泊めてもらったりしたのだが、そんなテントの中やバスや電車を待ちつつ、また列車の中で読んだのでした。くーっ!しびれるほど懐かしいぜ!
ところがヘミングウェイの新訳が出たんですな。柴田元幸訳『こころ朗らなれ、誰もみな』(スイッチ・パブリッシング)。本の帯には「まったく新しいヘミングウェイ柴田元幸の新訳でお届けする短編集 誰よりもシンプルな言葉で、誰よりも深い世界を描く。」とあります。ま、こんな宣伝文句なら読まずにはいられませんわな。橋本治はちょっと枕頭に積み上げることにして、しばらくはヘミングウェイを読むことにします。楽しみ。だって巻頭の作品が「清潔な、明かりの心地よい場所」となっています。これって、“天にまします我らのナーダ”ですわな。っくーっ!かっこいいぜ!って読んだ人しかわからない書き方で申し訳ないですが、ぜひ、読んでください。柴田元幸氏もこれを巻頭に持ってきたってことは、好きなんだろうな、“天にまします我らのナーダ”。