現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

草刈りとチェーン除草機の修理とあれこれ


ああ、机の上が散らかっている。田植えが終わってから、雨がしっとり終日降ったりすれば、机の上の整理をしたいのだが・・・。なんだか梅雨入りしてから、梅雨空が続いているのだが、あんまり降っていないんです。


10日(火)
終日、畦畔の草刈り。梅雨空かと思っていると、陽射しが出て、夏のような空に。疲れますなぁ。田植え前から草刈りをしているので、二回目だったりするのだが、伸びてます。雑草は元気です。


夜、農協の研修会かと思って、出かけたら、真っ暗だった。日を間違えたかな?場所を間違えたかな?

11日(水)
午前中は、チェーン除草機のアングルが曲がってしまったので、新しいアングルに交換。やれやれ。
午後はチェーン除草。いくつかの田んぼでは草が生えてきましたな。コナギ、それからオモダカ。田んぼによってはヒエも生えてきたようです。やれやれ。ま、チェーン除草したからといって、完全に雑草を抑えられるとは思っていないのだが・・・。いささか、心が折れる
もうあと小さい田んぼが二枚で今日のチェーン除草が終われる、と思っていたら、またアングルが曲がってしまった。一度曲がると、もう何度でも曲がる。やれやれ。
どうもこのチェーン除草機W3600Nはチェーンをつないでおくバーのアングルの強度不足は明らか。さて、どうしよう。とりあえず、曲がったところを真っすぐにして補強するか。3600mmはあきらめて1800mmで我慢するか。バーをアングルでなく、他のものに交換するか・・・。
午前中に直したばかりのところだったので、いささか、心が折れる


昨日、高校生用の新しい国語の教科書をいただく。大修館書店の『新編 現代文 改訂版』。
巻頭のリンボウ先生の『夢を建てる人々』も立松和平『幸せの分量』もよかった。ただ『幸せの分量』は、教科書で教えられるものではなくて、生きて、人生に折り合いをつけていく中で、自分で発見し感じていくべきものでしょうな。
沢野ひとし『初恋の人にあげた本』もいかにも沢野らしい話でいい文章でした。シーナにしてもサーノにしても、出てきた時には、国語の教科書に載るような文章を書く人にも思えなかったのだが、・・・。
別役実『正しい風邪のひき方』ねっとりと笑える、別役実節の炸裂だ。
大江健三郎『どんな人になりたかったか?』泣けるぜ。
藤沢周平『おぼろ月』人の心の動きがじつにいきいき。
中島敦山月記』おれが李徴だ!まさに芸術作品。
小関智弘『鉄を削る』これぞ日本の職人。
俵万智『殺し文句は永遠に-恋する伊勢物語』文章としては坂口安吾『文学のふるさと』の方が好みだけれど、“殺し文句”という指摘に魅かれるし、その通りですな。
他にもすばらしい詩歌の数々。
「現代文」の教科書って、久しぶりに読みましたが、教科書なんだから当り前だろう、と思われるかもしれませんが、やっぱりよく選ばれていますね。そんな気がしました。もちろん国語の教科書はたくさんあるわけで、たくさんある教科書の中から、自分の生徒に対して、何を選び、またその一冊の中から、どの教材を選んで読み、何を語るか、先生方のその言葉こそ宝物になるものなのでしょうけれど。


種取り用のナタネがそろそろ収穫にいい時期かも。
朝の散歩でエノキに若い実がなっているのを見つける。調べてみたら、秋には赤く熟すのだが、甘く食べられるのだそうだ。知らなかったが、ちょっと楽しみになってきた。