現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

腰痛と三浦しをん『舟を編む』


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れない。靴下が履けない。やっとのことで立ち上がって湯たんぽを持って脇に抱えたが、これが痛くて湯たんぽが脇に抱えられない。いやはや、である。やれやれ、である。
すぐにでも近所の接骨院に行きたいが、きょうはまだ日曜だ。しばらくストーブの前で立っていたら、ちょっとましになってきた。そういや以前ギックリ腰になった時も直りかけがこんな感じだった。朝がいちばん動けないのでありました。
ちょっと動けるようになってきたので、動いた方がましになるかもと、仕事で重いものを持つ時にはできるだけ巻くようにしている腰ベルトをつけて犬の散歩に出る。腰も背中も曲がって変な姿勢のまま、レノン号をつれて歩く。レノン号は大人になっても落ち着きのない犬である。特に最初の排便をするまでは、特に落ち着かず、右へ左へ、前へ後ろへ、何か見つけるのか、何かの匂いを感じるのか、興味のままにシュッシュッと走るので、リードがあちこち引っ張られる。これがツライ。ま、早々に散歩を切り上げて、戻ってはきたものの、どうしようもないので、腰にベルトを巻いたまま、終日、ごろごろして過ごす。ああ。
ギックリ腰の時は二回とも、夏の草刈りの時にやったのでした。刈払機を腰を支点に左右に振る作業を足場の悪いところで終日することが続いていたので、疲労がたまっていたのだと思います。でも今回は、正月明けでとくに何も仕事してないんだけれどなぁ。12月の大豆の色彩選別の疲労が蓄積されていたのだろうか。腰が垂直だとましなので、立ったままだったり、正座したり、椅子にまっすぐに座ったり、ゴロゴロせずにウダウダしていましたら、午後から少しましになってきて、夜、お風呂に入ったら、ずいぶん楽になりました。さて、明日の朝が心配だ。


前々から思ってはいたのだけれど、人間ドックでメタボ予備軍と言われた身としては、いよいよこれは減量しないといけないかなぁ。するならダイエットというようなチャラチャラした感じではなくて、力石徹のような減量でいきたいもんだなぁ。って、毎日トマト一個じゃ、無理だけど(笑)。さて、どうする。


で、三浦しをん舟を編む』(光文社)読了。いやー、楽しめました。今さらですが。2012年度の本屋大賞受賞作だそうです。本屋大賞受賞作をぜんぶ読んでいるわけではありませんが、大賞受賞作なら、ま、ハズレはないところなんでしょうね。帯には「映画化決定!2013年4月13日全国ロードショー」なんて文字も踊っていて、松田龍平宮崎あおいが出ますよ、と写真も掲載されています。うーむ。二人ともぴったりかも。でもあんまり宮崎あおいの出番が多くなるような香具矢との恋愛よりの脚本になってしまうと嫌だな、って必ずなるだろうけど。
国語辞書の編集部を舞台にするという設定がまず秀逸ですね。だいたいこれでベストセラーが決まったようなものだと作者も編集者も思ったンじゃないかな。特に編集者は。
三浦しをんの小説は『風が強く吹いている』以来ですが、読ませます。でもどこかあっさりしたところがあるんだなぁ。そこが味なんだろうけれど。『舟を編む』も、大きなトラブルは一つだけで、概ね順調に編纂は進んでいくんですが、もう一つ、二つなにかトラブルが重なってハラハラドキドキもさせて欲しかったけれど(小説なので)、爽やかにスラスラ読めて楽しめたので、文句つける筋合いは何もないんですが。


      遠雷や校了近き辞書づくり         魚容


昔、こんな俳句をひねったことがありました。


あ、そうそう読んでいたら「稲庭うどん」が出てきたのですが、稲庭うどん、知りませんでした。だいたい読めなかったし(笑)。秋田県のうどんでしたか。うーむ。讃岐うどんなら一昨日食べたのだが・・・。


さて、今日で小中学校の冬休みも終わり。例によって次男も次女もあわてて宿題をやっている。
算数の苦手な次女は、何かと聞いてくるのだが、まあ、小学校の算数だから、僕もそこそこ教えてやることができるのだが・・・。中学や高校生なら、代数というか、XやらYやπなんていう記号も使い計算できるのだが、まだ小学生ですからねぇ。方程式みたいなのを使って教えるのも無理がありまして、弱っております(笑)。
たとえば。

ある人がバスに乗り遅れたので、タクシーでバスを追いかけることにしました。タクシーの運転手の話によると、時速30kmで追いかけると1時間で追いつき、時速35kmで追いかけると40分で追いつくということです。時速40kmで追いかけると何分で追いつくでしょう。

というような問題。
バスの速度をSとおき、バスとタクシーの最初の距離をLとおいて、バスの速度がわかれば解けるんだけれど。
方程式をたてる(等式をたてる)ことはできても、右辺だとか左辺だとか、移項する時はプラスとマイナスがひっくり返るとか、そんなこと小学生に話しても理解できないしなぁ。小学校の先生方はどうやって教えておられるのやら。「あんた、先生はこういうのどうやって解けって言うてやあるん?」と何度も子どもに聞かずにはいられないんだが、ま、そんなこと言えるようなら、親には聞いてこないわけで。うーむ。こんな問題、小学生の僕は解いていたのかなぁ?中学生ならわかるんだけど。ま、「詳しくはWebで」ならぬ「詳しくは学校の先生に」と言うしかないのだが。