現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

暑いことと溝切りを開始したこと


11日(火)
iMacのHDが一杯になってしまった。
さて。
どうしよう。


どうしよう。と言っても、ハードディスクの容量一杯なんだから、やることはどちらかだ。いらないデータやソフトを消去するか、新しくもっと大きな容量のハードディスクを準備するかだ。


とにかく何をするにも、もっさりとしか動かないので、どうしようもない。とりあえず、125GBを占めているムービーのファイルを外に移す事にした。焼け石に水であるが。


iMovieでムービーの編集をしていたのだが、初めて字幕を入れてみた。というのは、昨日アップした字幕無しの動画は、説明不足で田んぼの中の様子はわかるが、ニゴロブナの稚魚の放流がよくわからないような気がしたのだ。それでちょっと字幕を入れて説明してみたが・・・。説明が入ると、動画そのものに向いている眼が字幕を追うので、動画への集中が切れてしまうのだが、まあ、こんな感じです。720HDでどうぞ。



大河ドラマ『八重の桜』が三週間分、観ていなかったので、その内2週間分を連続で観る。泣けるぜ。鳥羽伏見の戦いで、徳川慶喜大坂城から秘かに逃げ出してしまうのですが、何年か前の大河ドラマ徳川慶喜』では、どんなふうに描かれていたのかなぁ。まあ、いいんですが。


辻井農園のHPの方を少し更新してみました。HP作成に使っているBiNDが6.5になって、Webフォントが使えるようになった、というので、さっそく使ってみたのです。
うーむ。いや、悪くないんですが・・・。デジタルステージのデザイナーなんかは、ロダンとかマティスというフォントを美しい、と言っていますが、ふだんヒラギノフォントを使っている僕としては、もうひとつ美しさがピンと来ないんだなぁ。慣れの問題なのかもしれないけれど。
あと全部で150書体ほどもたくさん使えるのですが、デザインフォントとか、平仮名はデザインされていて面白いけれど、漢字がそのままなので、まったくそういうのはツマラナイ感じがする。みなさん、そんなこと思わないのかな?


12日(水)  暑い
暑い一日。今年一番の暑さだとか。このあたりでも最高気温が32.6度まで上がったとのこと。
終日、畦畔の草刈り。でも昼寝つき。


夕暮れに、電気屋さんへ行って、2TBの外付けハードディスクを購入。さて、このHDをフォーマットし直して、Carbon Copy Clonerで、iMacをそのまままるごとコピーして起動ディスクにするしたい。
時間がかかるので、僕が寝ている間にコピーしてもらうことにする。


そういえば、小林朋道先生の『先生、大型野獣がキャンパスに侵入しました!』(築地書館)読了。相変わらず面白くて楽しい。
以前、この先生には読者を笑わせてやろう、笑ってもらいたい、といういささか上品ならざる心根があって、それがとても気になる、と書いたのだが、まあ、そうは書いても、毎回、笑わせていただいている。とはいえ第七作目ともなると、だんだんその上品ならざる心根も丸くなってきて、なんだかいい味になってきているような気配もある。
特に四つ目の話「ヤギの放牧場のイイオ池で育った絶滅危惧種のアカガエルたち」の章などは、このシリーズのたくさんの話の中でも傑作ではないかと思いつつ読みました。そんなことないですか?僕の勘違いかもしれませんが。


13日(木) 今日もまた暑い。最高気温は31.6度
朝起きたら、コピーが終わっていた。さっそく新しいHDから起動してみる。うひひひ。きびきび動くじゃないか。


午前中は精米とお米などの発送。
いんげん豆が採れるようになってきたので、母がちぎってきてくれた。まだすこし若いからだろうか、とてもうまい。ま、無農薬というだけの、有機栽培のいんげん豆というだけですが。なんていう品種なの?と母にきくと「さつきみどり」だという。どこかで聞いたことがある名前である。そうか「さつきみどり」なのか、なるほど、うまいはずである(笑)。


今日から溝切りをしようと作業所の2階から、溝切り機を下ろしてきて、燃料を入れる。と、なんとキャブレターから燃料が漏れてくるではありませんか。あれれ?
なんともならないので、農機に電話すると、すぐ来てくれたが、一年間使っていなかったし、キャブの手前のフロート(浮き)が乾いて引っかかってうまく動いていないのだ、とすぐに直していただく。なるほど。また一つ賢くなった(笑)。今度は自分で直せそうな気がしてきた。


お昼前に昼食を食べて、午後は早々に、五月の連休に植えた田んぼに出る。田植えから40日ほど。すでに分蘖して、一株が20本から多いと30本にもなっている。中干しの時期であります。溝切りをして、落水をする。


溝切りをしつつ田んぼの中を歩く。汗が目にしみるぜ。汗は噴き出したが、田の面を渡る風がありがたい。
昨日の小林朋道先生の本を読んだせいか、田んぼの中を歩いていると、手の上にのせられる生き物をいくつかみつけたので、写真にまとめてみた。
なんだかわからないが、卵の殻を畦畔の上で見つける。ヒバリか?それから畦畔に生えてきたへんなキノコ。ドジョウ。アゲハチョウ。へんな幼虫。タニシ。ラミーカミキリ。それから二羽のカモも。


夕方、少し早めに上がって、ビールを飲む。あああああああああ。体のあちこちが緩んで、まぶたが溶けていく。