現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ぱちぱちぱっちんと書類の提出のことなど

13日(木)
ファイルメーカーで、確定申告に向けて決算書づくりに本格参戦。提出締切も近い。がんがんいくぜ。いや、ぱちぱちいくぜ。ぱちぱちぱっちん。
午後は水田農業研究会の役員会と懇親会。ぱちぱちぱっちん、も大事だが、懇親会も大事なのだ。ぱちぱちぱっちん。

14日(金)
今日も決算書つくり。ぱちぱちぱっちん。午後は奥さんのお父さんとお母さんが次男の卒業と進学のお祝いに来てくださる。また長男の引っ越しの荷物が届く。ぱちぱちぱっちん。

15日(土)
もうよく覚えていないが、たぶん、終日、決算書づくり。ぱちぱちぱっちん。

16日(日)
午前中は圃場整備地区の、午後は新田地区の、それぞれの水路の掃除。川の藻を上げたりすると、藻と一緒にザリガニやらドジョウもあがってくる。午後の水路掃除のあとは役員で農道の補修で穴のあいたところに砂利まき。午前中はポカポカ陽気だったが、お昼過ぎから北風強く。ちょっと雨も降る。
いささか疲労しているが、ビールで体をなだめつつ。夕方から決算書づくり。明日が提出締め切り日だ。ぱちぱちぱっちん。

17日(月)
もちろん朝から必死のパッチでぱちぱちぱっちん。農業の所得を算出。損益計算書やら貸借対照表を作って決算書を完成させる。ここまでがファイルメーカーでの作業。このまま印刷してもいいのだが・・・。書式なんかのことがあるので、あとは国税庁のHPに数字だけ打ち込んで決算書の印刷。そのままHP上で、控除金額をぱちぱちぱっちんして確定申告書を完成させて印刷。完成が15:30。今日が申告の締切日なので、プリントアウトしたてのほやほやのやつと保険や年金関係の証明書を貼り付け、医療関係の領収書をまとめて、税務署へ向かう。
税務署は、私と同じ尻に火がついてあまりの熱さに悶え苦しまないと身動きできないタイプの人々でごった返していたが、私はもう書類ができていて提出するだけなので5分で提出完了。やれやれ。しかし、もうあと一時間で17時になるのだが、この、満杯の税務署の熱気は・・・。


領収書などがきちんと揃っていれば、決算書と確定申告書、必死のパッチで、四日ほどでつくれたのだが、もっと早く取り組んで提出しなければ・・・、と毎年のように思っているのだが。
しかしなんですな。当たり前だけれど、決算書をぱちぱちぱっちんしていると、いろいろ感じるもの、見えてくるものがあるのですが、まだまだ自営業者として頑張らねばならぬことはたくさんあります。体力仕事でもあるので、健康にも気をつけつつですが、26年産米もおいしいお米をつくります。天候も(あと農業政策も)そこそこ穏やかでありますように。


税務署からそのまま駅に長男を迎えに行く。昼食をとっていなかったので、帰りに長浜の蕎麦屋さんに寄る。僕はざるそばの大。長男はざるそばの大とさらに田舎蕎麦の大を注文する。ざるそばは細く切ってあるのだが、田舎蕎麦というのは、もうすこし太めに切ってあるのですな。二人で、ずずずっ、ずずずっ、ずずずっ。うまい。

18日(火)
長男は今日もいまだに授業があるというので、代わりにアパートの部屋の退去の立会にいく。奥さんも次男も一緒にいくというので、三人でドライブ。趣向をかえて、湖西周りで京都へ。
退去の立会では、管理会社からは、きれいに使ってくださってありがとうございます、と言ってもらって敷金はそのまま戻ってくることになる。
長女にも連絡して四人で遅い昼食にお寿司屋さんへ。もちろんくるくるまわるところなんですが、今どきは、くるくるまわるのもあるのですが、タッチパネルで注文すると、くるくるまわるお寿司のレーンとは別に、直線的にシューッと猛スピードで運ばれてくるレーンがあって、自分たちのテーブルのところでピタリと止るんですな。四人がそれぞれ好きなものをあれこれタッチパネルに注文。

長女は自分のアパートに戻ったが、帰りは長男も一緒に、名神高速で一気にかえってきた。
京都市内を走るときは、iPhoneのグーグルマップにナビさせて走ったのだが、なかなか丁寧で早め早めの指示だし、四年前よりGPSの精度が上がっているようだし、細い道の一方通行の指示も的確で、大いに感心する。

決算書をぱちぱちぱっちんやりながら、聴いていた音楽やニュースのことなど、書こうと思ったことはいくつもあったのだが、どんどん忘れるものですな。
長浜市がつくった観光宣伝用の動画を教えてもらったので、ここでも紹介しておきます。上手につくってあります。観音の里。いい響きだなぁ。動画で紹介されているのは、うちよりもう少し北の村々なんですが、うちの近くにもいくつか文化財になっている薬師さんがあります。観音さんと比べるとずいぶん地味なんですが。
と、いいつつ、地元にいながら、観音さんも薬師さんも、みんな見て回ったわけでもないのだなぁ。この動画のすばらしさは、出てくるおっちゃんやおばちゃんがいかにも湖北の人の顔つきで、また、丁寧に、ゆっくりよくわかるように話そうとしているその言葉の端々に湖北弁というか、このあたりの言葉の訛りやイントネーションがにじみ出てきているところだなぁ、と何度も観ています。