現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

「こなし」の日々とカエルが鳴いたこと


25日(金) よい天気
午前中は「こなし」作業。
午後は畦畔の草刈り。父も天気がいいので「こなし」をしてくれる。
夜は農協の会議。


26日(土) よい天気。
朝から夕方まで「こなし」作業。土引きも少しする。
夕方、少し時間があったので、簡易車庫の屋根のタルキを三本だけつける。タルキクランプをつkて、タルキを乗せ、木ねじでクランプに固定する。だいたい要領はわかった(笑)。


今日からゴールデンなウィークということだ。次女が奥さんと名探偵コナンを観にいく。
毎年この時期にコナンの映画公開に合わせて、子供たちと映画館にいっていたが、今年は時間と天気がそれを許してくれない。次男も部活動でそれどころではない。
次女によると新作のコナンは大変おもしろかったようで、「ひょっとすると今までで一番よかったかも。」と言っていたが、奥さんはお疲れだったようで、途中で寝てしまったとのことでした。うーむ。

27日(日) いい天気だが、今日は風が出ている
朝、ちょっと畦畔の草刈りをしたあと、終日、「こなし」作業。


今日の中日新聞のコラム。

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紙つぶて  中山千夏
 オタマジャクシ 
西欧の、それもハイソサエティーと混じって暮らして帰国すると、やたらに和だの天皇だのを誇るようになる人が多い。それだけならいいが、近隣のアジアを下に見るようになる。これは、性差別にショックを受けた女が、自分も女性を蔑視して、男社会の一員になろうとするのと同じだ。そういう人の感化があまねく井の中まで及び、オタマジャクシが、ヘイトスピーチパレードをする。
きっと人生が辛いのだ、誰かを罵らなければ生きていけない。辛さの原因の誰彼を罵るのは怖いので、朝鮮なり何なりの顔のない象徴を罵る。ひどく弱いので、一人では憎まれ口も言えない。勇気と自信がないので、裸の自分ではいられず、日本国やら日本民族やらの鎧兜で、街に出る。
いかにも私はは今、憎まれ口を叩いている。在日の親しい友を持ち、自分の歴史観を持ち、人権宣言の熱烈な支持者である私は、人種国籍にかかわらず、ヘイトスピーチの飛沫を浴びて負傷している。なにをする、痛いじゃないか、と腹立ちまぎれに憎まれ口だ。
それにつけても在日の友人は全員、強い。イジメに鍛えられている。国や民族を頼もうという甘えが微塵もない。自分の身一つで、なにくそと世界向かい立っている。君、君、見習ってはどうか。さもないとそのまでは、一人前のカエルにもなれないだろう。
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ヘイトスピーチの飛沫を浴びて負傷している。なにをする、痛いじゃないか、と腹立ちまぎれに憎まれ口だ。」「自分の身一つで、なにくそと世界向かい立っている。」僕はこういう言葉に心がふるえる。中山千夏さんって、いまおいくつなんだ?僕が小学生の頃、ときどきワイドショーなんかにも出ておられたのだが・・・。うーむ。ま、いろいろされてこられてはいるが、僕にとっては、なんといっても『じゃりン子チエ』の声が一番の記憶です。1948年生まれ、66歳ということになりますね。


「こなし」のトラクタ作業の後、ちょっと田んぼの隅を鍬で直していたら、そばで蛙が鳴き出した。ま、こんな真っ昼間に鳴くことは珍しくもないが、こんな近くで鳴いてくれることは、珍しいかも。そうでもないか。
とにかく、サギやらカラスやトンビが蛙を狙っているし、ムクドリセキレイは水の上を走る蜘蛛やケラを狙っているし、なかなか生存競争も厳しいですが、そんな中、蛙も、オスはメスを追いかけますわな。今回は僕がカメラを向けたので、恥ずかしがって途中で追いかけるのをやめたけど。
しかし、なんだな。僕には全然区別がつかんのだが、雄ガエルはどこを見て雌ガエルだとわかるのかな。見ていないのか?鳴き声でわかるのか。僕がドリトル先生なら訊ねてみたいところなのだが・・・。
考えてみたら、ドリトル先生みたいに動物の言葉がわかるのであれば、世の中、もうすこし平和になるような気がする。もし動物の言葉がわかるだけでなく、植物の思っていることも理解できるようであれば、世の中、さらに穏やかになるような気がするのだが。