現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

チェーン除草機W3600NSで除草と予告編風動画などあれこれ


18日(水)
雨が降るという予報だったのだが、このあたりは、ぜんぜん降らない。麦刈りがまだ終わっていないお隣の農家は喜んでおられたでありましょう。


小麦の収穫が無事にすんで、ちょっと気が抜けたのか、午前中は、お米の発送やなにやかやがあったのだが、午後は部屋の書類整理など。田植え後、きちんと机回りの整理が出来ていなかったので、あれこれいろんな書類が出てきて、ファイリングしたりしたのだが、提出書類もいくつも出てきて慌てる。20日締切の書類も出てきたりする。
それにしても、お役所も農協も、ちょっと農家に送りつけてくる書類が多すぎるんじゃないの?送りつけたら、あとは知らん、読んでおけ、じゃ、仕事して体が疲れて、夜、起きていられない時期の農家には、いささかつらいぜ。などと愚痴ってもはじまらん。少し、机の上が軽くなった程度で終わってしまった。


19日(木)
チェーン除草機W3600NSにとRR5(改)とのつなぎかたを紐に変更。輪っかを作る結び方を、昔、山登りをしていた時は、ロープワークで出来たのだが、微妙に忘れてしまっている。が、なんとか左右、同じ長さの輪っかを作ることが出来た。この輪っかをつかって引っかける方法に変更する。


で、午前中は大きな田んぼを中心にチェーン除草。
午後もチェーン除草なのだが、普及所のKさんが、除草の様子を見せてほしい、ということで、チェーン除草機W3600NSとRR5(改)の動きを見ていただく。
Kさんによると、だいたい10aの田んぼが16分でチェーン除草することが出来たようでした。スバラシイ!Kさんは生えてきている雑草の確認や田んぼの中の生き物の観察など。「きれいな水に生えてくる雑草がおおいみたいですね。それからホウネンエビも泳いでいます。」とおっしゃっていました。


その後は、チェーン除草の効果も空しく、結構なヒエが生えてきている田んぼがあるので、そこはエンジン付きの田車の中耕除草機をかける。これはエンジン付きだけれども、一緒に田んぼの中を歩かねばならぬし、三連なので、一度に除草できる範囲も狭いので、何度も往復しなくてはならず、W3600NSの威力を知ってからは、いささか辛いものがあるが、草が生えてきてしまっているのだから仕方がない。田んぼ二枚分を除草する。


というわけで、日没まで、除草の一日となってしまった。


20日(金)
朝、W杯のギリシャ戦をやっていたので、思わず最後まで見てしまった。うーむ。攻めてましたが、残念でした。内田選手の攻守の活躍が印象的。
スタジアムの応援もあきらかに日本の方がおおかったですね。ブラジル人も日本びいきが多いとか。日系ブラジル人というか、日本からの移民の話を、高校の地理の授業で聞いたことある。とにかく最初の頃の苦労された様子、過酷な労働の話が中心だったように思う。ほとんどみんな農業者ですわな。ところがそんな中から移民の二世、三世の方たちは、努力や勤勉で、政財界はもちろんいろんな分野で活躍され、ブラジルの発展に大きく貢献している、と地理の先生がなんだかちょっと顔を上げて話されたのも覚えている。今や、もう何世なのか、わからなくなってきている人もいるのかもしれないが、スタジアムの日本チームへの応援ぶりを見ていて、地理を教えていただいたN先生のことをちょっと思い出したりする。


その後は、ずっと日没まで畦畔の草刈り。午後は少し風も出てありがたかった。


無農薬の田んぼに放流されたニゴロブナの稚魚の最新映像が入手できたので(笑)、お届けします。かなり大きくなっていますね。なかなかかわいいです。




動画ついでといってはなんですが、何も予告しない予告編シリーズ(笑)。三連発。