現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

温湯消毒とこなしとアオハダトンボ


なんだか疲れて、風呂あがりに、ビールを飲んで、テレビを眺めているうちにそのまま寝てしまうだらしない生活ぶりいやはや。


21日(火)
朝には雨が上がって、晴れてきたが、一日風が強くて気温が低かった。寒いぜ。


午前中はお米の精米など。


午後は畦畔の草刈りをして、畦塗りをして、こなし(荒代掻き)をするために田んぼ何枚かに水を入れる。


明日はこの冷たい風はなんとかならないかな。


TPPのアメリカとの交渉について、久しぶりにテレビでも大手の新聞も記事を書いていたけど、自動車と米のことばかり。だからTPPは、そういうことだけじゃないんだって。もうアホらしくて、書く気にならない。


22日(水)
晴れる。よい天気。暖かくなる。
犬の散歩の後、昨日、水を入れた田んぼを見て回る。
午前中は、温湯消毒第三弾。ふー、これで種籾を全部浸種したことになりました。やれやれ。


お昼にも田回り。今年は毎年無農薬有機栽培をしている圃場に米の生産調整で転作が回ってきたので、いつもの様に麦と大豆を作付けしても良かったのだが、レンゲと大豆というマメ科の連作をやってみよう、と昨秋にレンゲの種をまいたのでした。レンゲは空気中の窒素の固定ができるということで、緑肥にも何度も挑戦しているのですが、毎回失敗、というか晩秋からの時雨や積雪でうまくいっていなかったのですが、今年はちょっとましで、なんとか花が咲き始めました。圃場一面にレンゲの花盛りとはいきませんでしたが。たかだかレンゲ(げんげ)ですけど、これはこれでうれしいです。
それから畦畔用の除草機のプラグとエンジンオイルを交換。あははは。エンジンのかかり具合やエンジン音そのものが違うぜ。春の音がしてる(笑)。
で、畦塗りに出る。で、なんだかんだあったが、畦塗りもこれで全部終了とした。畦塗り機を水洗い。


新たに田んぼに水を入れ始める。


夜は、農地中間管理事業の説明会。


昼の田回りで麦の圃場も観て回る。朝の犬の散歩の時にすでに穂が出始めている圃場があったからだが、まだうちの麦は穂は出ていなかった。周りの圃場と比べて、うちの麦はちと栄養不足か。もっと肥料をやってもよかったかも。
で、その田回りの途中で、緑色に輝くトンボを捕まえる。うーん、名前がわからない。二、三年前にもこの時期、田植えの時期だか代かきの時期だかに、このトンボを捕まえたことがあるし、写真にも撮った。いや、同じ種類だと思うだけだが・・・。



そのトンボもこのトンボも、僕が簡単に捕まえられるぐらいだから、とても元気がなかったのだ。弱り切っている。もちろん写真を撮って、すぐに逃がしてやったのだが、ものの2メートルほど飛んで、また草むらに落ちてしまった。まだ寒いからか。いやしかし。
検索してみたらアオハダトンボかもしれないとわかる。いや、自信はない。三木卓の『フィールドガイド11 日本の昆虫』(小学館)にも載っていない。
ネットで調べたところ、アオハダトンボはカワトンボの仲間。ハグロトンボに近いみたいですね。“本州から九州まで見られ、5月初旬から7月末ころまで見られます。平地や丘陵地の水生植物が繁茂する清流に生息しております。しかしながら2012年第四次レッドリストでランクインしてしまいました。”
ちょっと早く羽化してしまったのかも。最初、どこか遠く南国から飛んできて疲れてしまったのか、と思ったのだが・・・。


23日(木)
今日も晴れる。暖かい。
終日、トラクタで、こなし(荒代掻き)。


今日はどうも左の肩甲骨のあたりに凝りが出ている。背中全体に疲労が蓄積。