現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

小麦の刈り取りとロールキャベツと『ミッドナイト・イン・パリ』と「

ウッディ・アレン監督『ミッドナイト・


14日(火)
朝、犬と一緒に外をあるいてみると、よく晴れていてしかも少し風があり、これはこれは、小麦の刈り取りにはいいかも、と犬の散歩のあとさっそく小麦刈り取りの準備。コンバインを出してきたり、軽トラックに小麦運搬用のネットを積んだり。


というわけで今日は終日、小麦の刈り取り。刈り取った小麦は農協の乾燥施設へ運び入れます。
一番出来のよくない圃場から刈り取りをしたのだが、雑草が多く、小麦の穂は少なく、なかなかコンバインに小麦が溜まってこないし、コンバインのスピードを上げると雑草でコンバインが詰まったりして、のろのろ運転。少し出来の良い圃場に移って少しづつスピードアップできるようになってきました。


15日(水)
今日も終日、小麦の刈り取り。
えーっと夏至は今年は6月の21日とのことですが、もう一週間ばかりというところ。日は長いので遅くまで仕事が出来る。今日みたいに天気がいいと仕事ができてありがたいのだが、仕事が出来る分、疲れますな。
いささかヘロヘロヨレヨレカラカラになって家に帰ってきたら、長女がファッション雑誌なんかを眺めながら音楽を聞いていた。
「あーた、ずいぶんお気楽なご様子ですな。」と言うと、「なによ。」というので、「こっちはヨレヨレの疲労困ぱいで帰って来たので、一言、イヤミを申し上げたんですけど。ヨレヨレのグロッキーよ。グロッキー&ボヤッキー」「お父さん、今どき、グロッキーって、死語やと思うで」などと。
夕食の時、長女がロールキャベツを出してくれた。これがなかなかうまいロールキャベツだったので、「これ、あーたが作ってくれたン?既製品でなくて?」「ひひひひひ。でも、このスープは私が作ったンやけど」「ほんまにか?既製品でなくて?」「ひひひひひ。知らんでぇ。」などと言っている。冷凍食品のロールキャベツもすすんでいますなぁ(笑)。



16日(木)
お昼前から雨の天気予報だが、昨日、遅くまで頑張ったので、あとは小さい圃場が三枚だけなので、雨が降りだす前になんとか刈り取れるかも、と朝の八時前から小麦の刈り取りをする。
ま。最後はパラパラと降りだしたのだが、本降りになる前になんとか小麦の刈り取りを終えることが出来た。ありがたい。
なんとか今年の小麦の刈りとも終了!
雨が降ってきたので、バタバタとしたが来年用の種を残して出荷。


ウッディ・アレン監督『ミッドナイト・イン・パリ』(2012)を観る。ばかばかしい映画といえばばかばかしいのだが、1920年代のパリである。というかパリが主役の映画ではある。おもしろかったです。フィッツジェラルドピカソやダリ、コール・ポーターヘミングウェイマン・レイルイス・ブニュエルが登場します。
映画の中で、ペダンティック(pedantic) 知識人ぶる男、というのが出てきて、なんだか知らないが笑ってしまった。エ?ナンデカッテ?知識人ニアコガレル男ナラマダシモ、知識人ブル男ハ、ジツニ滑稽ダカラデス。昨今丿世丿中ノコトモ、我ガ身ノコトモ,ジツニ知識人ブロウトシテイルカトイウコトヲ思フトキ、笑ヘマス。
パリ、とくに1920年代のパリに興味がおありならオススメの映画です。ま、最初に断っておきますがばかばかしい映画ですが(笑)。でもウッディ・アレンの映画って、よくばかばかしいのがありますよね。ってまあ、映画ってそういうものかもしれないし、人生もそういうものかもしれないのですが。などと書いてみる。


柳家さん喬井戸の茶碗」と「文七元結」いいねぇ。さん喬がうまいのは聞いてもいたけど、いいなぁ。これまで「文七元結」は志ん朝のが最高だと思ってきたけれど、なんと、さん喬がいたか。
「出したもの、今さら引っ込めるわけにはいかねぇンだよ!」この痩せ我慢に、泣けるねぇ!