現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

いろいろあったはずだが思い出せることは少ない

荒川弘『百姓貴族』(1)

なんだかんだで五日も更新していない。やれやれ。一気に書くぜ。


24日(金)
午前中に畦畔の草刈り。
午後はなんだったか。


25日(土)
午前中に無農薬「コシヒカリ」の圃場二枚にエンジン付き田車で除草する。なかなかてごわいぜ。
午後はなんだったか。
夜は隣組の寄り合いの宿だったので、あれこれ準備。

26日(日)
朝は二時間ほど、道路愛護活動に参加して道路脇の法面などの草刈り。
その後、溝切りの準備。いつもチェーン除草機だの竹箒除草機だの自作の除草機をつけているRR5(改)から竹箒除草機を外して、溝切りが出来る舟をつけたのだ。
早めに昼食をとって、お昼前から溝切りにでる。まずは五月の連休に田植えした圃場からだ。
調子よく溝切りをしていたのだが、6枚目の田んぼをしている途中で、ふっとどうも切った溝の脇の稲がずらーっと倒れていることに気がつく。あれれれ?と思って溝切り機の舟をよく観たら、舟が曲がっているではないか。舟というより舟を支えているアームが曲がっている。うーむ。いつこんな無理をかけてしまったのか、まったく思い当たるところがない。二つあるのだが、左側だけなので、何かに当たったのか?うーむ。原因に思い当たることがないのがいささかショック。
仕方がないので溝切りはここまでとして、溝切りした圃場で溝と尻水戸をつなぐ溝をホリで切って落水する。
ホリという農具も昔からある農具だが、今ではこの時にしか使わなくなった。


その後は水持ちの悪い田んぼの畦畔を二枚、丁寧に観てあるいてネズミやモグラの穴を塞いで回る。


でもって日が長いので、最後に小麦あとの圃場で雨で水が溜まっていたので、切ってある溝の掃除をして、水が流れるように按配する。


最近、ビールのアテは畑のいんげん豆である。胡麻和えでいただいている。あ、ゴマもうちの畑でとれたものである。これがうまいんだ。


27日(月)
朝から快晴のいい天気。
エンジン付きの田車で除草。ヒエとコナギが多かったが、クログワイも短いのがすでにでていた。うーむ。
隣の小学校のプールでは水泳の授業らしい。低学年なのかな?準備体操の元気な掛け声やら大はしゃぎの大歓声が聞こえてきている。梅雨の晴れ間の快晴で蒸し暑く気温はぐんぐん上がっている。水泳には絶好の日和だ。水泳には絶好の日和だが、除草作業には暑すぎる。
午後になると急に曇ってきた。
夜には雨。



28日(火)
朝、犬の散歩の時は雨だったが、その後はやんで終日雲り空。
事務仕事など。


庭にハクチョウソウがあって、次々咲いて初夏から晩秋の頃までほとんど一年の半分ぐらいは花が咲いている。ハクチョウソウというのは漢字で白蝶草と書くらしい。たしかに花は白い蝶のように見える。うーん、上下逆の蝶のように見えます。長い雌しべ雄しべも蝶の触角のようにも見えますし。こういう姿になったのは、蝶に来てもらいたかったから?


そうそう事務仕事で、ここ最近、市役所など役所が申請書などのフォーマットをホームページなどにアップしていたりするので、それをダウンロードして申請書をつくり提出できるようになっていることが多いので、ありがたいのだが、それがまあ当然のごとくマイクロソフトのワードやエクセルで作られたフォーマットなんですな。ま、それはいいんだが、僕はマイクロソフトの製品は「office2004 for Mac」を買ったのを最後に以来使っていない。しばらく使ったが動作が重かったし、高価だったしね。ワードプロセッサはエディターをはじめとして無料でいいのがたくさんあったし、egword Universalがまだまだ動くし、表計算AppleのオマケのNumbersがよくできたソフトなので、これで百姓の事務仕事としては充分だった。それで今では「office2004 for Mac」もアンインストールしてある。要するにもう10年ほどワードもエクセルもまったく使わずにきたのだが・・・。
ところが、最近のエクセル書類をNumbersで開くと、昔から書式が崩れるのは、まあ、愛嬌のようなもので、あとからフォントやら横幅やらをちょこちょこと手直していたのだが、ここ最近は、セルの罫線がすべて表示されてそのまま印刷されてしまうんだけど・・・。うまく説明できないけど、昔は印刷用に作った罫線だけが表示されていましたが、今ではすべての罫線が薄く表示されて、表示されるだけならまだしもそのまま印刷されてしまうんだなぁ。書式の崩れを直すだけならすぐだけど、罫線を消したり引き直したりするのは、大きな手間ですぜ。どうなっちゃんだ?昔はこんなことなかったのに。仕様変更したのはエクセルの方かNumbersの方か?うーむ。


こんなことでいらぬ労力を使うのはあまりにもったいないので、マイクロソフトの「office365」というのを使ってみることにした。いくらだったかな?月決めで1300円弱で使えるofficeで、最初の一ヶ月間は無料だという。なるほど。ダウンロードしてインストール。10年ぶりのエクセルの画面は意外に変化がないが、あれこれ思い出す。そうか、エクセルは常に全面が表のワークシートだったんだ。ということを思い出す。Numbersは白い画面に表を並べて置いていく、という感じなので混乱したのかもしれない。


これで役所のフォーマットもきちんと表示印刷されました。当たり前だけど(笑)。でもなんだな、データを並べて計算させる一覧表ならともかく、申請書など必要事項を書き込むのがわかりやすいように表が作ってある、罫線を引いてある、というような文書を作るなら、エクセルよりNumbersの方が速く作れそうだなぁ。エクセルで作られた役所のファーマットもよくできてあるけど、苦労してあるのがよくわかります。
たぶん無料期間の一ヶ月間だけ使うコトになると思います。というか、一つは今日、提出したけど、もう一つもすぐに仕上げて提出しなきゃ。


そういえば、荒川弘百姓貴族』 (ウィングス・コミックス)の1巻と2巻を読了。マンガエッセイというような体裁だが、なかなか評判ですが、おもしろく読めました。荒川弘といえば『鋼の錬金術師』である。”はがれん”である。私にはどこがいいのかわからないマンガというかアニメだったが、長男も次男も”はがれん”のファンでありました。うーむ。そんな荒川弘が絵のタッチもチョロリと変えておもしろおかしく描いている北海道の十勝での酪農を中心とした農業のお話。荒川弘は漫画家めざして上京する前、家の農場を手伝っていたので、あれこれリアルで楽しいです。3巻と4巻も一緒に購入したので、続けて読むつもり。