現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ロン・ハワード監督『ラッシュ/プライドと友情』と大きな田んぼで中

ロン・ハワード監督『ラッシュ/プライ


7日(木) 七夕
朝のうちに精米。
それから「人・農地プラン」を仕上げて市役所に提出。
午後は溝切り。10枚ほど一気にやる。むふっふふ。


8日(金)
午前中は昨日溝切りした圃場の尻水戸を切って落水。中干しにはいる。
それから例のゴマの畑にいってみると思いのほかゴマの双葉から本葉がでてきて大きくなっておりうれしくなる。これぐらい大きくなってくれば、もうナタネの双葉と間違うことはないが、でもなかなか揃って芽が出てくるというわけでもないので、まだ双葉のゴマもあるので、気が抜けない。とにかくゴマ以外の雑草の芽が出てきたものを、頑張ってむしり取る。もちろんすべてはむしれないが、大きなヤツはむしれた。
だいたいゴマ3粒〜5粒づつぐらい播種したのだが、すべて芽が出てきているのもあれば、まったく出てきていないのもある。多いところはすぐって、出てきていないところに移植してもいいのだろうが、その時期がいつ頃がいいのか、調べなくては。


午後は営農組合の研修会と懇親会。うちの営農組合は基本的に水稲の農家が中心なのだが、今回の研修会には大規模化や複合化しておられる森川さんと別府さんにも参加していただいて座談会風にあれこれお話しを聞く。その後懇親会。やはり飲みながら話をしたほうが、お互いにざっくばらんでありがたい。お二人とも経営的にも上手にやっておられるのだが、基本はやっぱり頑張り屋さんなのだとつくづく思う。



9日(土)
朝から雨。
ロン・ハワード監督『ラッシュ/プライドと友情』(2013)をiTunesで観る。えーっとロン・ハワードと言えば、なんだっけ?っとしばらく考えてしまったけど、そうでした『アポロ13 』でした。『ダ・ヴィンチ・コード』もヒットしたみたいだけど、観ていません。映画は1976年のF1グランプリが舞台の中心になっています。実話にわりと忠実に作ってあるということらしいです。1976年。15歳。うーむ、あの頃ですな。ジェームス・ハントニキ・ラウダの総合チャンピオン争いの噺、じゃなくて話です。二人のドライバーの名前はもちろん知っていたし、ラウダの事故のことも知っていたのだが、楽しめました。女性が数人、恋人や妻として出てきますが、彼女たちがレースやドライバーを見つめる目がとてもいいです。1976年当時は今みたいなF1マシンの安全基準がしっかりしていなかったので、当時は世界に25名しかいないF1ドライバーが、年に2名ほどづつ事故で亡くなっていたそうです。そうなってくるとF1マシンが「走る棺桶」と言われたのも無理ないわけですな。ま、そんなこんなで、あたしはそういう死と隣り合わせのF1ドライバーを見つめる女性の目が気になりましたな。そういうロン・ハワードの演出です。
一番、胸が躍ったいいと思ったシーンは、イタリアの葡萄畑の道を、古いおんぼろ車をゆっくり安全に運転するニキ・ラウダが、助手席の女性にフェラーリF1ドライバーだと信じてもらえなくて、急にアクセルを踏んで物すごいスピードでの運転テクニックを披露するところかな。
しかしなんだな、当時のF3クラスのマシンは、スーパーセブンとそっくりですなぁ、って、まあ、タイヤの幅も違うし、ぜんぜん違うんだろうけど(笑)。


お昼をすぎて雨もまあ霧のようなのが降ったりやんだりという天気。ひょっとするとこれは涼しいかもしれない、と大きな田んぼの1枚にエンジン付き田車(中耕除草機)をかけることにした。


おっと、その前に、明日は天気がよさそうなので、仕事でバタバタして、ウカウカしていると選挙の投票を忘れるかもしれないと、期日前投票にいってくる。何年か前に期日まえ投票したときは、封筒に入れたりした記憶があるのだが、今回は、まるっきり普通の投票と同じだ。あ、今日が土曜で閉庁だったからかな?ただ投票所の入場券の裏になぜ期日前投票しなければいけなかったのか、いくつかある理由に○をしないといけないのだが、私の理由は「仕事」です。



というわけで、投票を終えてから田んぼへ。曇り空でときどき霧雨のような細かな雨が当たったが、陽射しがないのがありがたい、と除草機のエンジンをギュンギュン回して順調に除草。この田んぼはクログワイが多いな。
だがこの田んぼは1枚で30a以上ある。中耕除草機は三条分除草できるのだが、稲の株の根元まで除草ができるように田車を寄せてセッティングしてあるので、端の条はもう一度通ることになるので、結局、一回に二条分しか出来ないことになっている。まあ、そのぶんきれいに除草できていると思いますが。途中、二回混合油を給油。だんだん長靴の中の足が痛くなってきているのがわかる(笑)。薄い田植え用の長靴で、足首のところをゴムで縛ってあるので田んぼの泥の中でも歩きやすくしてあるのだが、疲労と燃料切れ、カロリーが足りない(笑)。要するに腹が減ってきたのである。ま、さらに簡単に言えば疲れてしまったのだ。あと5往復くらいすれば終了できそうだが、道路を走る車がスモールライトを点けて走り出すと気力も萎える(笑)。幸いというか最後の五往復分は雑草も少ないので、本日はここで終了とする。


夜、テレビでドリカムのベスト10みたいな構成で、10曲ほど流れたが、なんだか歌ってしまう自分に笑える。


ウインブルドンの女子の決勝がはじまった。